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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§295 中3学習のありかた VOL.2(続)new
<数学と英語について>

 公立トップ校を目指しているにしても、通塾している生徒(多数派)と塾に通わず自立学習をしている生徒(少数派)では、当然その学習のしかたや進度が異なりますから同列・同条件で論じることはできません。

 今回ここでは、ご要望のあった後者の、自立学習で目指す生徒の立場に立って述べていくこととし、また、さらに、いただいたメールやご質問に対するアドバイスに基づいて述べている理由上、E-ju1st.Com問題集を主体とした勉強のしかたとアドバイスになりますので、どうかその点を踏まえて以下読んでいただければと思っております。

(なおHPでは、中3数・英の勉強のしかたや受験対策に向けた注意点について、より一般的で広い視点、また多角度な内容を多く載せています。今回の内容がある部分に偏っていて読みづらい、あるいは情報として参考になるところがすくないと感じられる方は、そちらのほうに目を通していただければと考えています。たとえば、数学の応用問題について VOL.1〜VOL.4 数学を得意としている生徒のためにVOL.1〜VOL.3  数学について思うことVOL.6 などなど・・・・)


 さて、本題。以下2つは、いただいたメールのごく一部。(掲載のご許可をいただいています)

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・「公立トップ校を目指せるお子さんなら、先生の問題集をしていれば、何も塾は必要ないなと今ならわかります。娘も塾に(筆者注:中1・2は自宅学習、中3より塾に通いだす)行かなくてもよかったのかもしれません。公立中学のいい加減な学習に不安を感じて、しかも確かに塾のお陰で成績を上げたり保てたりしているのですから、皆こぞって塾に通うのは当然の成り行きなのでしょうが。」

・「お陰さまで、子供が第一志望校である○○高校(筆者注:国立附属高校)に無事合格しました。中学の三年間、一度も塾に通うことなく頑張れたのは、ひたすらE-juku1st.Comの問題集に取り組んできたからだと思います。」
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 このような、とてもありがたいお言葉に励まされつつ(わたしが、ですが)、そしてまた上記とは別の、最近いただいたメールのご質問をもとに、中3数・英の学習の進め方とそれを取り巻く問題点について述べていきます。


 九州は某県にお住まいの、或るお母様のご質問内容。(掲載のご許可をいただいています)

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 3年生も英語と、数学の通年用問題集にお世話になりたいと思いますのでよろ
しくお願いいたします。
 ところで、3年次の英語・数学の進め方について尋ねたきことがあります。次回の
メルマガでもしかしたら触れていただけるかなとも思いましたが、購入のついでに
お尋ねします。

<英語について>
 3年生の通年用問題集を夏休み等も使って、できるだけ早く終え、長文対策に
入りたいと思うのですが・・・

(質問1)通年問題集をどこまでやり終えてから長文対策に入ることが望ましいでし
ょうか? やはり単元15「入試対策2(私立校入試)」まですべてやり終えるべきで
しょうか? それとも単元9「分詞修飾」までやり終えたら長文対策に入ってもよい
でしょうか?

(質問2)長文対策の問題集選択について。先生の「英文解釈特講」問題集と「入
試英語・長文読解の攻略」問題集はどのような基準で選択を考えたらよろしいで
しょうか?

 <筆者注:現在ではこのふたつを統合して、「<新版>公立入試英語の攻略」と
いう問題集になっています。>


<数学について>
 英語同様、夏休みを使って早めに進め、「入試図形問題の攻略」問題集に取り
組みたいと思うのですが、通年用問題集の単元4「2次関数」を終えた時点で、
その後「入試図形問題の攻略」問題集に切り替えるというやり方は可能でしょ
うか? 

<筆者注:現在、この問題集は「入試図形問題の攻略Version4」になっています>

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 英語の課題はリスニングは除いて、長文を読みとる力と自由英作文に対応できる力をつけることですね。速く、正確に、長文の内容を読みとる力が求められます。

 入試長文なるものをざっといま、粗く思い浮かべると、that節、関係代名詞、現在完了、it〜 to構文、want(ask,tell) 人 to 不定詞、分詞修飾などの文法が、まるでお約束事のように、決まって長文のなかに入っています。このいずれかひとつふたつ欠けるものがあったとしても、ほぼ8割方は含まれています。これらはすべて、中3で学習する文法です。

 習っていない文法がひとつでも混じると、その箇所の英文は、この時期の生徒にとってはほぼ理解不能、意味不明になってしまいます。すでにいままで習っている文法ですら平均的な学力の生徒の場合、長文のなかでは訳せないことが信じられないほど続発するのがふつうです。それゆえ、長文対策、それも本格的な入試長文の勉強が実行可能となるのは、中3英語で習得すべきすべての文法を学習し終えてから、というのが基本になります。

 なお、このお母様は、上記のことはおよそお判りの上で、(質問1)をされていました。

 わたしの回答はどちらでもいい、でした。しかし、勉強のやりやすさと塾での長年の経験に基づいていえば、後者(つまり、問題集の最後までやりきってから)のほうをお勧めしたいと、でも実はどちらにも問題点があります、とも書きました。その理由は。

 長文対策がとにかく大事であるにしても、前者の中3課程の文法をすべて、つまり、問題集の単元9「分詞修飾」までやり終えたらすぐに、長文対策に入ってもよいかとなると、不安な点がすこしあるんですね。それは足腰の下半身の力がまだじゅうぶん鍛えられていない状態というか、中学英語全体の文法がすべてわかったとしても、英文がすらすら読める状態にはまだ実はなっていないということ(プロからの視点)。これが前者の問題点です。

 長文対策に入る前に、もうすこし準備し・補強しておきたいことがあるんですね。それは、単語力や熟語力、そして重要基本構文などもっと充実しておきたい知識です。あるいは別にいうなら、入試でよく出る会話表現から重要構文なども予め演習しておきたい。前置詞や接続詞の文法も、もっと幅広くまとめた知識として習得しておきたい。そして自由英作文の前に、基本的な文法(中1から中3までの)に基づいた英作問題を、復習の意味を含めて再度確認、演習しておきたい。

 これらの知識と学力をある程度まで高めておきたいのです。これらは中3英語(通年用)問題集の後半、単元10から単元15に含めて作成してあるのです。ですから後者の、問題集の最後の単元15「入試対策2(私立校入試)」までやりきってから、長文対策に入るほうがベターではないか、とご質問にお答えしました。

 しかしそうすると、完了する時期が2ヶ月ぐらいあとにずれます。たとえば9月末で単元9「分詞修飾」までを終えるとすると、11月の終わりまでかかることになります。この進行スケジュールは実際にわたしが塾で展開したのとほぼ同じなのですが、長文対策にやっと入れるのが12月からということで、残される期間がそう長くはないことになります。これが後者の問題点です。

 中1と中2の英語の問題集をすでに学んだ生徒はわかることですが、数・英の通年用問題集はいずれも基本と入試までの応用をつねに含めて作成してあります。その問題内容と構成の長所はさておき、演習量はかなりのものがあります。中3英語の通年用問題集ともなるとさらに分厚く、重く、またその演習量は半端ではありません。しかし、ほんとうの実力をつける勉強とは、こういうものです。

 ゆえに時間がかかるのは当然なのですが、それとともに実は、厖大な英文(教科書レベルの基本的英文から入試実践の英文まで)に接していることになります。さまざまなタイプの英文を分析する目を養い、読解の訓練も積んでいることにもなるのです。残された時間がもし短くとも、長文がそこそこ読みこなせる理由がここにあります。ですから、すこしご安心ください。

 上記の勉強法は、いろんな学力を持つ生徒全体を指導するときにかかるスケジュールと問題点を書いたにすぎません。よって、自立して学習する生徒の場合、確実にもっと短縮してこなせます10月末を目途に終えるぐらいの計画で進めていけば、本格的な長文対策にもじゅうぶん時間を充てることができるのではと考えています。

 次に、(質問2)の、
「長文対策の問題集選択について。先生の「英文解釈特講」問題集と「入試英語・長文読解の攻略」問題集はどのような基準で選択を考えたらよろしいでしょうか?」
 について。

 この2冊の英語受験用問題集は、上記<注>でも明記したように現在では「<新版>公立入試英語の攻略」として編集し直しました。よって、「どのような基準で選択を考えればいいか」のご質問はいまなくるわけですが、ひと言でいうと、非常に多くの生徒が苦手とする入試長文読解の課題に対し、その核心部分にあたる勉強が、この1冊の新版問題集を通してみっちり鍛え上げられるよう作ってあるということです。 「【機霸冓顕鮗疂圈廖Α屐抬供枡試長文編」・「【掘入試英作編」の3部構成です。

・英文解釈の力をもっと確かなものにすること。
・いろんなタイプの入試長文問題を研究し、じゅうぶん慣れ親しんでしまうこと。
・自由英作文を中心とするいろんなタイプの英作に、うまく表現できること。

 よく出る文法、入試出題者が好きで試験でよく試そうとする英文表現や語彙・単語、また解釈の重要となる一部分、また生徒が複雑に感じて読み取りがどうも曖昧になる長文の箇所、そしてどうも得手ではない英作など、真正面に採り上げてあります。つまり、これらをしっかり的に定めて勉強し攻略すれば、入試長文がこれまで以上に速く正確に読みることができ、また英作などへの対応力もワンランク以上の力が持てるようになるでしょう。
 
 以上、英語に関する勉強の進め方について概略を述べてきました。


 次に、数学のご質問、
「英語同様、夏休みを使って早めに進め、「入試図形問題の攻略」問題集に取り組みたいと思うのですが、通年用問題集の単元4「2次関数」を終えた時点で、その後「入試図形問題の攻略」問題集に切り替えるというやり方は可能でしょうか?」
 について。

「可能です。というか、むしろそうしてください」とご返答いたしました。もう少しこれに関して、詳しく述べてみます。

 ずばり、入試数学でいい点をとるためには、「図形」ができなければなりません。しかしこの表現は、どうも生温い言い方です。実際、直接に入試数学の問題を目の前において、その点数を明記し、公立トップ校受験生の答案とそのでき具合の姿をお見せすることがもしできれば、もっとリアルに、緊張感をもって直截的・皮膚感覚でわかると思うのですが、そうもいきません・・・。

 入試数学でいい点をとるためには、図形ができなければなりません、ではなくて、本番の入試数学でまさかのとんでもない点数をとらないためには、図形問題に対する能力を高めるために、日頃からできるかぎり接する機会を増やし、磨き続けなければなりません、がふさわしい言い方でしょうか。

 そもそも入試数学100点満点として、いい点数といえば、いったい何点くらいなんでしょうか? 数学の問題を意識的に難しく作っている都道府県もあれば、比較的やさしく作ってある都道府県(それとて生徒の目線でみれば、けっこう難しいと感じるものですが)もあります。また自校作成問題という形で非常に難度の高い数学問題もあります。よって一概にはいえないものですが、ここでは意識的に難しく作ってある入試数学を想定して書くこととします。

 80点以上なら、いい点数がとれたと、わたしは思います。あともう4,5点はほしいとかなと思うところはありますが、それは贅沢な悩みというもので。

 80点とれたと仮定します。なにができなかっかといえば、ケアレスミスが1問と、図形2問(平面と空間)のなかの小問最後の問題が各1つ、あるいは片方の図形の小問が2つぐらいかな、と推測されます(もちろん別のケースもあります)。

 でもですね、こういう数学の力のある生徒なら、ふだん、つまり家や塾では、過去問でもっと上の点数がとれているはずなのです。試本番の緊張感のなかでは、平常の実力が目減りするのは避けようがない。でも、この結果なら、正解です。よくやった、であります。

 問題は、平常の実力からの目減り度が大きい生徒、またまったく手も足も出なくて数学に失敗する生徒、点数的には70点とか60点ぐらいにもなってしまうケースです(これでもね、他の4教科がすべて90点以上なら合格する可能性はかなりあると思いますが、それはさておいて)。

 これをふつう、一部の例外とみる傾向にあるわけですが、果たしてそうか?と思います。実際はかなり多いですよ。例年より問題の難易度をすこしでも上げれば、半分とはいいませんが3分の1ぐらいの生徒は、70点を超えることもしんどくなるでしょう。つまり、入試図形問題を攻略する力の奥行きと幅が、公立トップ校受験生の上位合格生2,30%ほどは除いて、思いのほかまだ弱く、たよりない部分があると捉えていて間違いないでしょう。
 
 上位合格生2,30%ほどの数学の力、イコール図形力をつけることを目標としないまでも、ちょっとぐらい難しいからといってそれがすぐに自分の点数に響くような力では困るわけです。如何なる条件下でも、公立トップ校受験生のなかの、せめて真ん中ぐらいの成績は本番でも発揮できる、そのような図形力を是が非でも身につけておきたいのです。

 ここで話は、ちょっとずれます。以前はずっと、中2の終わりに「相似」の単元を習いました。いまは中3の後半で、「相似」が出てきます。すこし極端な言い方をしますが、図形とは、「相似」なんです。入試図形の平面問題にしても空間問題にしても、単独ではなく、「合同」「三平方の定理」「円」の知識が融合した形で出題されます。その応用問題の核心部分が「相似」です。「相似」とそれを取り巻く諸知識、及びもろもろの解法テクニックをうまく運用する力、それが図形力の最大の鍵になります。

 ゆえに、いまの教科書のこのような配列と内容に沿って学習していくと、つまり「相似」の知識習得とその運用にじゅうぶん習熟できていないなら、入試に打ち克つ図形力まで到達しない可能性があるということです。中2までの図形に関する基礎知識があった上で、「相似」」を中心とした応用問題の核心部分の勉強に、少なくとも3,4カ月はほしいと考えています。

 毎日毎日図形の良問を1問、15分から20分かけて解く。ときに1時間もかけて考える。わからないものはその解法をよく理解し、そして覚える。そうやって半年も費やせば、ずいぶん図形に適した柔らかい頭になり、解法力ばかりか直観力も養われる。ただ、これは実際にはかなりきつい段取りといえます。でもしかし、せめて3,4カ月の図形学習の期間がほしいのであります。

 ですから、
「夏休みを使って早めに進め、「入試図形問題の攻略」問題集に取り組みたいと思うのですが、通年用問題集の単元4「2次関数」を終えた時点で、その後「入試図形問題の攻略」問題集に切り替えるというやり方は可能でしょうか?」
 については、もし可能ならやってみてください、とお答えしました。

 このことをすこし説明しますと、次のようになります。

 「多項式と因数分解」「平方根」を理解、その基本的計算さえできれば、「入試図形問題の攻略Version4」問題集の「相似」の勉強のスタートはじゅうぶん切れます。さらに「2次方程式」の単元まで学習が済でおれば「相似」の次の「三平方の定理」の図形の問題にもどんどん取り組んでいくことができます。そしてあくまで補足として書きますが、この問題集には、図形問題を解くに必要な計算方法の説明と訓練を別冊の形で組み込んでありますので、それさえ自分でやれば、中3の初めからでも勉強が進めらるようにはなっているのです
 
 英語とは異なって、数学の場合の学習の進め方は、平行学習をできることならやってもらいたいと思っています。これはわたしらの時代は公立中学でも、ふつうにしていた(代数と幾何)ことです。現在でも私立中学なら行われていますね。中3課程の勉強をゆっくりしつつ、その裏で図形の勉強もしっかり、継続してやっていく。これは入試数学を攻略するための長期的な戦略の進め方のひとつです。

 でもこんなの実際難しいかなと思う生徒は、上記の計画、単元3番目「2次方程式」の学習が済んだ段階で、図形との並行学習に徐々に取り掛かっていってもいいですね。

 以上、長々と書いてきました。中3数・英の学習の進め方でなんらかの参考となるところがあれば、さいわいです。


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 ・「中3数・英(通年用)問題集
 ・<新版>公立入試英語の攻略
 ・入試図形問題の攻略Version4