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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
 「実力をつける地理Version.5」問題集新発売!
<白菜といえば何県?>

「実力をつける地理問題集」改定作業に取り組んで、途中何度か意欲や集中力
が萎えたりして結局トータル半年近くかかったのですが、ここにきて漸く
Version.5として完成しました。そこで、中学社会のなかの地理に関して、い
ったいどこまで勉強をすればいいのか、そしてどこまで頭に知識を蓄えていけ
ば本当の高い実力を身につけていけるのか、その辺のことをすこし書いてみた
いと思います。

 この改定作業を通してあらためてつくづく感じたのは、社会という科目は
「覚えることが多いな」という単純な認識であります。

 社会という科目には歴史も公民もあるわけですが、この地理も関しても、ほ
んと覚えることは、正確にいえば、高校入試の社会の試験に対し、本物で力強
く安定した高い実力を身につけておいて難なく正解を出すためには、「覚えて
おかねばならない」知識とノウハウが数多くあるんですね。

 いやいや社会のテストでは統計やグラフ、資料などから読み取る問題、その
場で問題内容を類推し文章化する問題が増えてきており、暗記はそれほど多く
必要としない、また単に暗記だけの勉強では近年の問題には対応できないとい
う声や意見もあります。

 確かに一部、その面はあります。しかし、大半(90%ほど)はやはり確かな
基礎知識が十二分にあって問題に正しく対処できるのです。統計や資料などす
ばやく解けるのです。ここをしっかり押さえておいてほしいと思います。

 具体的に例を3つ挙げて、説明してみます。

 表や地図が描けないので、問題そのものをすこし変更して書きます。

(問1)
===================================
 下のアからエは、4か国(アメリカ サウジアラビア オーストラリア ブ
ラジル)から日本への輸入品目を多い順に並べたものです(ただし、輸入金額
を書くと長くなるので割愛しました)。

 地図中のC国(注:オーストラリアを指しています)に当てはまるものを、
ア〜エのなかから一つ選びなさい。[  ]
 
 ア 石炭 液化天然ガス 鉄鉱石 肉類 銅鉱 
 イ 原油(90%以上) 石油製品 液化天然ガス 有機化合物 アルミニウム 
 ウ 鉄鉱石 肉類 トウモロコシ コーヒー 有機化合物
 エ 機械類 航空機 医薬品 科学光学機器 肉類 
===================================

 これは基本中の基本の問題で、レベル的にはやさしい問題です。

 アの「石炭 液化天然ガス 鉄鉱石」とくれば、もちろんこれはオーストラ
リアのことを指しています。このオーストラリアからの輸入品3つは覚えてい
なければなりません。年度によって順番は少し変わりますが。よって答えは、
アです。

 イの原油はこの国から90%以上を占めているので、サウジアラビアです。統
計年度によってアラブ首長国連邦が1位(一番新しいものではまた1位になって
います)になったりサウジアラビアが1位なったりしています。(次にカター
ルやクウェートなどが来ます。)

 液化天然ガスが載っていますがこれはほんの少しで、それより液化天然ガス
のグラフで、日本への輸入相手国として、オーストラリア、マレーシア、カタ
ール(&アメリカ)から来ているのを暗記していなければなりません。

 ウはコーヒーがあるのでブラジルと気づくはずですが、鉄鉱石、肉類、トウ
モロコシを輸入していることも知識として持っていなくてはなりません。鉄鉱
石の日本への輸入先は、オーストラリア、ブラジル、南アフリカ共和国でほと
んどを占め、この3が並んだグラフは鉄鉱石であることを暗記しているのは基
本中の基本の知識です。肉類は鶏肉が中心です。またトウモロコシが載ってい
ますが、輸入先はアメリカとこのブラジルです。ブラジルの「バイオ燃料」と
いうのもとくどき問題になりますが、その原料はサトウキビ(アメリカはとう
もろこし)で、これらのことも暗記しておく必要があります。

 エはアメリカ。この問題では航空機が載っていてすぐアメリカとすぐ気づき
ますが、最新のでは機械類、医薬品、肉類、LPG(シェールガス)が中心です。
小麦や大豆など農産物の日本への輸入はもちろんアメリカが1位という知識も
大切です。


(問2)
===================================
 略地図が書いてあり、その国はオーストラリア、カナダ、ドイツ、エジプト、
タイを指しています。ア〜エで、左の数値は面積(千平方キロメートル)、右
の数値は人口密度(人/平方キロメートル)になります。
 ドイツはアからオのなかでどれか、記号で答えよ。 [  ]

 ア 9985  4
 イ 7692  3
 ウ 1002  110
 エ 513   140
 オ 357  239
===================================

 国の人口、面積、人口密度は、主なところは絶対に覚えておくべきである。

 まず人口。2023年、インドが中国を抜いて一位になった。どちらも約14億人
(正確にはインドが14億2900万人、中国14億2600万人くらいだけど、こんなの
は覚えられないので、どちらも約14億人でじゅうぶん)。日本は1,2,3で覚え
やすい、1億2300万人。アメリカは3億4000万人、ドイツは8400万人。イギリス、
フランス、イタリアの3国は20年前くらいはほぼ同じの5800万くらいだったの
が、現在はすこし差がついてしまって、イギリス(6800万人)、フランス(6500
万人)、イタリア(5900万人)。

 まだまだこれだけではいけません。カナダが4000万人。オーストラリアが2600
万人。どちらも毎年のように増えていますね。カナダなんて2,30年前は3000
万人だったのに・・・。次、インドネシアが2億7000万人、ブラジルが2億1000
万人。ロシアが1億4000万人。このへんまでは必ず覚えておくべきです。

 あと付け足せば、ヨーロッパの有名だけど比較的小さな国の人口は約1000万
人前後(ギリシャ・ポルトガル・スイス・ベルギー・スウェーデンなど)であ
ることを知っておけば、役立つこともあります。

 次に面積。これも問題に出る統計の資料などでよく出てきます。日本は38万
平方キロメートル、以下単位は省略しますが、カナダは1000万(←998万)、
アメリカは998万、中国は960万、フランスはヨーロッパでは一番大きく55万で
す。ロシアは最大の1700万。ここまでは最低暗記です。

 次にドイツは日本と同じくらいで36万、エジプトは切りのいい100万、オー
ストラリアは日本の約20倍の770万。このへんまでできれば知っておいてほし
い。

 人口と面積が統計がらみの資料によく出てくるものですが、人口密度もとき
どき出てきます。日本は330(人/1平方キロメートル)は基本。オーストラリ
アは3人、カナダは4人、アメリカは日本の約10分の1ほどで36人。この3つだけ
は最低覚えておくべきです。

 さて問題を解きます。アは面積約1000でカナダとすぐ気づきます。おまけに
人口密度が4人ですから100%断定できます。イも同様人口密度3人ですからオ
ーストラリアと断定できます。面積も7692と約770万ですね。

 ウは面積100万ですからエジプト、オの面積357と約36万ですからこれが答え
のドイツになります。残るエはタイ。もし知識があいまいになったとしても、
面積×人口密度=人口なわけですから、オの357(→36万)×239(→240)を
計算すれば8640となり、ドイツの人口8400万(必ず暗記)とほぼ近いですから
オが答えであると断定できます。


(問3)
===================================
 次の野菜(はくさいとキャベツ)について、生産量が多い県を左から順に書
いたものです。アとイにあたる県名を書きなさい。

 はくさい (ア 県) 長野県  群馬県 埼玉県

 キャベツ  群馬県 (イ 県) 千葉県 茨城県

 ア[  ]  イ[  ]

===================================
 
 本来の問題は逆になります。都道府県名がグラフなどに載っており、その野
菜や果実名を記号のなかより選択する設問が主な形ですが、ここではあえて逆
にしました。それは何といえば何県だと生産の1位の県を、またなかには3、4
位までの都道府県名が頭にすぐ浮かぶのが実力だからです。ネギ、といえば千
葉県というふうに。

 さて、まずは基本中の基本から。それは果実問題。左から生産量の多い県。

1.リンゴ 青森県 長野県 (山形県)
2.みかん 和歌山県 愛媛県 静岡県 (熊本県 長崎県)
3.さくらんぼ 山形県

 この3つは小学レベルでしょう。県名を見れば、誰でもほぼ答えは出てくる。
高校入試で農産畜産関係で出題されるのはもっと他にもあります。

 果実なら、ぶどうと桃、イチゴ、スイカ。

4.ぶどう 山梨県 長野県 (山形県、岡山県)5.桃 山梨県 福島県(長野県)
6.イチゴ 栃木県 7.スイカ 熊本県

 ぶどうと桃は山梨県が1位、福島県があれば桃です。イチゴはとにかく栃木県
イチゴといえば栃木県、スイカは熊本県がすぐ浮かべばいい。

 野菜は、白菜、キャベツ きゅうり、ねぎ レタス
8.白菜といえば茨城県(ピーマンも1位) 9.キャベツは愛知県 ただし群馬
県が最近では1位になっていますが、2位の愛知県をしっかり覚えておく。
10.きゅうりは宮崎県 11.ねぎは千葉県。12.レタスは長野県 群馬県はきゅ
うりもねぎも生産量が2,3位で多いですが。(なすは高知県が1位)

 あと米と茶。基本で大事な知識です。
13.米は、新潟県・北海道・秋田県と続きます。14.茶は、静岡県・鹿児島県
(三重県・宮崎県・京都府)。従来茶は圧倒的に静岡県でしたが、近年鹿児
島県がほぼ並ぶくらい増えてきました。

 以上、3問について解説を加えてみました。問題に対する説明だけでなく、
周りにある重要な知識と関連した暗記しておくべき知識も入れました。

 地理分野のなかのほんのひとコマの問題にすぎませんが、最初に書きました、
社会という科目は「覚えることが多いな」という意味が、ある程度ご理解いた
だけたかと思います。

 また、社会はある意味、暗記科目だとしても、中3の後半からでは追い込み
がかなり難しいことが、そして入試に対する必要な知識がとても吸収しきれな
いことが、そして入試でいい点数をとれないことが、上の例で想像してもらえ
るかと思います。

 1年と2年のあいだに歴史分野はもちろん地理分野の勉強をしっかり進めても
らいたい、それも必要とする知識、入試社会に向けて身につけておくべき実力
は想像しているよりもずっと多くあるということを知っていてほしいと思いま
す。

 こうした必要な知識とは何か? 学校の実力テストや模試などはもちろん、
それ以上に高校入試に必要な知識とは何か? もしそれがわかったしても、ど
ういうふうに覚えていけばいいのか、一度の暗記だけではとても頭に残るもの
ではなくまったく足りないわけで、どれくらい繰り返して勉強していけばほん
とうに身につくのか? 

 そのあたりを根底に見据えて作成してあるのが、「実力をつける地理Version
.5」問題集です。ぜひ中1と中2のあいだにご利用してみてください。内容をほ
ぼやり遂げれば、偏差値70以上(73まで)の実力はつくはずです。