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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§234 社会の地理が好きなる方法はあるのか
<いい質問・・・>

「最近心配なのは地理の勉強法です。地理を伸ばすにはどういう勉強法がいいと思いますか?」
 という質問を、受けました。

 この質問に限らずですが、現在何年生で、日頃の社会に対する勉強をどうしているのか、定期テストでどのくらいの点数を取っているのか、それがまた実力テストになるとどのくらいの点数に下がってしまうのか、さらに5教科のほかの科目の成績との関連がどうなっているのか(社会だけが苦手で点数が低いのか、それとも他の科目もあまりたしたことはないのか)、判断する上でこれらの最低要る情報がまったく書かれていない。

 道で誰かに突然、「これこれの駅に行くにはどう行ったらいいんですか」と尋ねられ、相手の姿・容を瞬時に見て、「これこれこう行けばいいんです」と答えるのと、根本的にわけが違う。それでももし、その相手がお年寄りで説明にいま少し戸惑いと不安そうな顔を示しているのら、もうすこし声を大きくし繰り返しわかるまで説明するなり、近ければ一緒に駅までついて行ってあげるのは、わたしも同じ。

 上の質問は、駅に行く道順を尋ねるのと同じ感覚で質問をしている、といえる。質問には、すぐに答えられる質問と、十分考えても答えられない質問があるのだが、この単純で自明の道理がいま、わかっていない人が増えてきているように思える。

 勉強に関する質問の場合、その性質上、十分考えても答えられない質問の割合は8割以上にも上るかなと思っているのだけど、なにもかもいっしょごたにして、とにかくわからなければ質問しちゃえという輩(?)が、ネットの流布とともに異常に増殖したようだ。

 また、甚だ語弊を招く表現にもなるけれど、あほな質問、低レベルな質問にもご丁寧にかつ親身になって、詳しく受け答えとアドバスをおくっているホームページもあるものだから、それはそれでいいんで別に文句はないのだが、見る者が見ればわかるでいえば、その丁寧で親身な中身の正体が、どうにも浅はかな見識と論理、ときに虚偽と欺瞞に包まれているのを見究めるにつけ、コヤツの饒舌でトーカティブな頭のなかの構造を一度覗いてみたい、という意いにも駆られ、いやいや、相手にすべきものでもなく、そういう考えが卑しく貧しくするものだと、反省もしたりする。 

 そんなわけでまた上の質問に戻しますが、「地理を伸ばす」という漠たる質問、その前に、本人のいまの力は奈辺にありや? 実力で考えますが、45点の生徒と75点の生徒では、まるっきりこれからの勉強方法が異なるでしょう! その間の60点の生徒も実は、微妙に違うものです。平均点の40点前後でうごめいているのなら、伸ばすなんてカッコいい言葉ではなく、これまでの定期テストに対する一夜漬けの勉強方法をまず改めるべきだろうし、70点くらいは取れているのなら、通常の定期テストで90点以上は絶えず取れていても、その実力の正体と中身はまだ不十分そのもので、地理に関する雑学力がない上に、日頃の取り組む時間が少ない、また記憶の甘さを減らす方法や問題集の選別のしかたから使い方まで、考え、改善しなければなならないことはまだまだたくさんあるといえます。これは、学年によっても緊急度が違います。ここでの具体的言及はしませんが。

 さらに5教科のほかの科目の成績との関連がどうなっているのか、つまり全体の力がわからなければ、判断にも狂いが生じます。社会だけが極端に悪い場合もあれば、実は国語もひどかったり、数・英もたいしたことがない場合もあります。的確に掴んでおられるご父母の方もおられますが、一般には自分の力を過大評価はしても過小評価する生徒は稀であることを、長年の経験で十二分に知っていますから。

 また、そもそもわたしのホームページには「学習のしかた」なるページがあり、玉石混淆(?)の様態ながらすでに230以上もの学習に関係する内容を載せています。数・英に関する内容が多いにしても、社会の「地理」についても2つ書いてあるのです。§16 社会について思うこと VOL.2<「地理」は地図帳に尽きる!!>と§169 地理の覚え方<地理は地図帳でしょう!再び>です。

 役に立つか立たないかは別にして、まずそれらに目を通して、自分なりに取捨選択し、よく考えて、その上でまだ少し足りない部分に関して質問をすべきでしょう。ところが、答があるのにそれを見ないで質問をする。その答はもちろん、数学みたいに白黒はっきりしているものではありませんが、また誰にでも当て嵌まるものではないにしても、細かなテーマに絞ってかなり詳しく説明
しておりますので、ある程度は参考になるはずです。

 いい質問の定義をここでするつもりはありませんが、ひとつだけ書かせていただくと、それは、質問される側が答えなくてはいけない、と思わせる質問でしょうか。当然そこには質問する側の真剣な熱意と、質問するまでの思案が内在しているわけですが、それだけに8割がたはすでにその質問自体に、答が書かれているもので、残りの2割を、質問される側がなんとか埋めたくなる質問といえるかと思います。

 さて本題の、「社会の地理が好きなる方法はあるのか」ですが、好き嫌いは感情の問題でして、キライなものをわざわざ好きにさせる方法なんかは、食べ物ではあるまいし、勉強への意欲を上げる方法と同じく当方いっさい知りません。ただ、ひょっとすればいいキッカケになるかも知れない、というものをひとつだけ持っていますので、次回それに関して少しだけ書かせていただきます。