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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§105 社会の学力について VOL.4
<どういう問題集か>

 今回は社会の問題集について、少し説明をさせていただきます。簡単にいいますと、中1・2年で学習した地理と歴史の総復習の問題集です。ただそれだけなら市販の問題集、塾専用の問題集と変わりがありません。もちろん入試へ向けて作ってあります。それでもあまり差別化はされませんね。
 では、何が、どう違うんだ?!――

★ 大きな特徴。
1.横に切ってある。
2.入試問題と生徒を観て、かつ的を射抜いて作ってある。
3.受験指導24年の経験と実績から、そのノウハウと工夫のすべてをつぎ込んである。

★ 目標
1.入試に必要な土台になる知識はすべて、この問題集で吸収、暗記してしまう。
2.学校の実力テストでは、20点アップを最低目指す。社会の成績のいい生徒は
 90点以上取ることを目指す。
3.入試で獲得する点数の8割は、この問題集を通じて獲得してしまう。

 最大の特徴。それは、横の勉強。先の勉強ではなく、習った“2年間の学習”内容全体を復習するには、一体どうすればいいか? どの問題集、参考書もすべて縦割りでしょう。即ち、中1の地理から始まり中2の歴史へと構成されてある。言葉で書くと一瞬だけど、これをほんとうに漏れなく復習して、覚え直すとなると、相当な期間がかかる筈です。

 地理でいえば「世界の国々」から始まり、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、オセアニア、世界と日本の輸出入の関係、日本の地形、九州、中国、近畿、中部、関東、東北、北海道。また歴史になると、古代文明、縄文弥生、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、そして現代。またその間には世界の動きが、宗教改革、市民革命、などなどが、入ってくる。

 これでもかなり端折っていますが、なんでだらだらと書いたかといえば、学習内容は以前と較べて減りはしたものの、それでも2年間かかって勉強してきたものを、たったの2,3週間や1ヶ月ではとても復習できない道理が見得て欲しいからです。上っ面だけするのら、また何ら実力を上げない方法なら、そして習ったことの少なくとも80%を覚えているのなら、集中して1ヶ月もすれば出来るかもしれない。

 しかし、VOL.1からVOL.3で書きましたように、一般に平均的な生徒で20%覚えているだけで、80%はなんと忘れてしまっているのが限りなく実情に近い。かなり成績のいい生徒でもせいぜい50%。この実情を識るのに、5年はかかった。それまでは嘘だろう、嘘だろう、まさかこんなはずはない、何かわたしの間違いだろうと打ち消したが、5回も同じことを見せつけられると、はっきり認識しなければならない。それ以後また十数回、同じ現実と向き合うことになる。もうこれは認識から、つらいことに信念に変わってしまった。動かねばならない。

 そこで6年目から、自作の問題Pt.に取り掛かかることになる。
 おさえておくべき諸事実。
1.生徒は覚える努力はするが、また同時に忘れることもきわめて早い、という 単純な事実。
2.復習の重要性は言葉の上では知ってるが、実際の日々の行動が伴わない、と
 いう事実。また、「繰り返し」を自ら進んでしない。3.どうもポイントをおさえることが弱い。(これ  は社会にだけ当て嵌まること ではないが)
4.縦の勉強を進めていけば、つまり上で既述した普通の学習(だらだら書いた内容)をしてゆけ  ば、半年かかって厳しく教えた内容も最初からまたまたど んどん忘れていくという、ほんとに堪 らない事実。
5.長く続ければ、厭きる、という事実。

 この否定的要因、逆風をなんとか凌いで、大きなプラスの世界に導いていかねばならない。これをすれば、みんな80点以上は取れる、なんて、大雑把なことは考えていない。社会がさっぱりで実力テストになると30点前後を這いずる生徒が、せめて平均点以上は取れるようになること。平均点そこそこ(大体47,8点前後ですね)の生徒が、65点は取れるようになること。またそして、普段は90点以上は取れているのに、実力となるとどうしたことか70点を取るのにふうふういっている生徒が、85点は取れるまでになること。それが目標であり、かつ実際に達成する問題プリントの作成。

 作って以来15年間の成果。目標達成度80%ぐらいかな?! いいことを書けば、実力テストでも97点や93点を取る生徒もかなりの数出てきた。しかし反面、一体なんなんだ、いままで長々やってきたことがどこに消えてしまったの?!という生徒も、中には少数だがいる。世の中、思うようにはいかないものだ。まあ、しかし、8割の生徒の、それも「実力」を上げれば、良しとしよう、と
一人思っている。

 その問題Pt.を土台に今回、大幅に修正加筆した。が、その作成ポリシーは変わらない。単に問題を見ただけではわからない点、つまり見えない点にこそ、多いにノウハウと長年培ってきた知恵、気配り(?)などが隠されているのだけど、それは真剣にやっていけばわかってもらえるとして、ここでは見える点での大きな特徴を1つ挙げたい。

 それは、地理も歴史も「横の勉強」ということに尽きる。
 復習だからこそ出来る勉強方法ともいえるのだけど、一気に横糸を通す、という学習のしかたです。1回でその内容は完了。地理も歴史も各13回構成。1週間に1回分こなすとすると、まずどれだけ覚えているか知識の確認をし、そして暗記する作業を通過したあと、確認テストをするパターンで、単純計算でも6ヶ月乃至7ヶ月はかかるということになる。

 途中には中間、期末テストがありその間は出来ないわけで、しかし夏休みを利用して計画の齟齬を修正すれば、9月末ぐらい遅くとも10月中旬にはなんとか貫徹できるスケジュールです。また実際、いままでこれを15回以上を続けてきた。勉強するほうもそうだけど、教えるほうもかなりの強い意思を持ってあたらねばならない。

 塾で教える場合、実はこのPt.以外にもう一つ問題集を併用します。これは「縦の勉強」になるのですが、あくまで補足で、生徒にまかせる部分もあり、また各々の力によって吸収する割合もかなり違うので、計画通りは進まない。いつも遅れ気味、妥協気味になります。9月頃にやっと地理が終わることも稀ではない。歴史をやり遂げるのに12月までかかることもある。その反面、どんなこともあっても妥協せず、停滞せず、しがみ付いても進んでいくのは、横糸を通すPt.の勉強です。

 この学習効果が出るのは早くとも9月から、つまり夏休み明けの実力テストからですね。または2学期中頃にある実力テストが最終の目標で、そこでどれくらい取れるかが、大きな楽しみとなります。それまでは我慢ですよ。 まあでも、これは、塾などで多数を教える場合の予定であり、個人の持てる知識の量、問題への打ち込み方、また週に2回もこなせば、3ヶ月もあれば出来ることですが。でも最低、そのくらいの期間は必要でしょうね。

 さて、もう少し説明します。「横の勉強」とはどういうことか、です。
 ボールペンで考えましょうか。縦2僉横10cmの面を塗りつぶすには――
 縦は2cm、地理の横幅5僉⇔鮖砲硫I5僂箸いΕぅ瓠璽犬任后

 つまり、縦の線を引くか横に線を引くか、1つにどちらが塗りつぶしやすいか、ということですね。まあそれは、ご想像にお任せしますが、わたしの指導と社会に対する復習の捉え方は、まず、横に切る、ことに徹します。例えば地理なら、「世界の農業」に関することはすべて、1枚のPt.の中に集約されています。それを勉強し、且つ覚えきれば、実力テストや入試の農業に関する問題はほぼできる筈なのです。

 同様に歴史でも、「文化の歴史」に関する問題ならすべて1枚の中に纏めていますので、それをきっちり暗記しておれば、テストでそれに関する問題は難なく解けることになります。歴史でいえばそうやって13回も過去から現在まで繰り返せば、もちろんテーマは一つ一つ違いますが、流れはわかるでしょうし、知識の面でも重なることもあるわけで、海馬の下の貯水池に放り込むという作業が実行され、かなりの面を塗りつぶせることになるのです。それも的を外していませんから、塗りつぶした面をしっかり守れば相当の実力がつくようになっています。

 但しその1本の横の線は、見かけによらず太く重いですから、勉強し暗記するのは毎回、しんどい作業の連続になることは否めません。楽なところに学力はない。中途半端な復習に実力の字は見出せません。それももう少し、当たり前に習った事は覚えているのなら、また忘れる度合いがせめて3割ぐらいですんでいるのなら、それほど大変なものではなく楽なことなのですが。

 まあこの問題集は、譬えるなら壁の下塗りに相当するのかもしれません。それが丁寧であれば、もう一度上塗りをする場合、きれいで見栄えのあるものになるでしょうね。実際多くの受験生がすることですが、最初から上塗りをすれば、つまり縦の勉強をいきなり推し進めていけば、古いところからぼろぼろ剥げ落ちていく、そのような愚はできるだけ避けたほうがいい。

 なにやら最後は我田引水の云いまわしになりましたが、大体このような感じと意図で作ってあるといえるでしょうか。完成は4月上旬。