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§128 中1英語通年用問題集の学習の進め方について
<4重に勉強を>
 
 前回は中1英語の学習を進めていく上に於いて、まずはじめにbe動詞の文法を完璧に演習する大切さと、英語学習の基本とは何か、また英語を学ぶ以前に当然持っていて当たり前のこと、そして読み書きの上で必要なものとは何か、について書きました。

 今回はその続きといいますか、あるお母様から「問題集を利用した場合の具体的な進め方はどうすればいいのか」というご質問をいただいたものですから、このことについて書くことにします。

 ですが、これはすでに「中1英語(通年用)問題集」を利用した場合の勉強の進め方の指針として、「中1英語の学習の進め方」というページをHP上に極めて具体的に載せています。よって、あまり細かな内容ではなく、もうすこし大まかな観点で書いてみることにします。そうすると、問題集に関係なく、中1英語の勉強ってこれだけのことをやるのか・・・、と一般的にもご参考にできるところがすこしあるかもしれませんので。

 中1英語の問題集は、「問題編」のほかに「文法ノート」・「構文テスト」・「中1英語まとめテスト」の4つの内容で構成されています。プリントはB-4サイズです。

「問題編」は、<英語へのステップ(34枚)><1.Be動詞(21枚)><1.Be動詞(続)(17枚)><2.一般動詞(25枚)<3.命令文(4枚)><4.助動詞(4枚)><5.疑問詞のある疑問文(18枚)<6.現在進行形(6枚)><7.過去形(規則動詞)(6枚)>の計135枚です。 英語へのステップはスペリングと単語の暗記のしかたなど導入演習であって、本格的な文法の演習問題は1から7までの101枚になります(解答編も101枚)。

「文法ノート」は、問題編とともに用いる解説書的なもので、23枚から成ります。「構文テスト」は、文法ノートに載っている重要構文が果たして暗記できていて英作できるかの確認テストであり、またそれを覚えるためのスペースをじゅうぶんとってあるものです(18枚、解答は9枚)。「中1英語まとめテスト」は、問題編の1から7の単元を5つに集約し、勉強してきた内容を段階的にどれだけ実力として定着しているか、それを自己チェックするためのもので、計5回分(10枚、解答も10枚)あります。

 <英語へのステップ>は基礎中の基礎にあたるものですが、英単語というものをいったいどのようにして覚えていくのか、それを学ぶものです。なんとこれだけに34枚もとっているのですから、大事さがわかってもらえるかと思います。このなんでもない初歩の基本的な勉強の行為が、どうも学校でも塾でも不足しがちに感じます。まあどれだけ多くの生徒が、1学期のあいだにスペリングミスを犯し単語を正確に覚えないか、経験上痛いほどまたうんざりするくらい視てきました。英語というものはまず、声に出すとともに書いて書いて、とにかくくり返し書いて手で覚えるということを、生徒に体得、認識させなければなりません。その初めが英単語なのです。

 さて、このあと、いよいよ中1英語の内容に入っていきますが、あくまでここでは、塾で実践してきた段取りと進め方に基づいて書いていきます。学習する順番は、「文法ノート(23枚)」からです。ここでは新しく習う文法とその説明が載っているわけですが、それを読んですぐには問題編には入りません。この文法ノートの左半分に書かれている基本英文(または基本構文)を、ただ読む。

 プリント2枚になるものがありますが基本的には1枚で、その左側にある英文を30回読む。1日10回、別に机に向かわずとも気楽な姿勢で音読すればいいことで、時間も15分くらいですみます。他の勉強の次いででも構いません。それを3日やれば30回です。右の説明部分も気になれば目を通す。これを1日15回音読して2日でも構わない。

 いったい、これはなにを意味しているかといえば、いろんな点があるのですがそのひとつに、教える側の視点でいうなら、生徒の能力の均質化という意味合いがあります。各生徒、理解力、暗記力など持てる能力というものには、さまざまな違い、差があります。ふだんの勉強のしかたもその量にも差があります。よって、よーいどんで勉強していっても、習えば習うほどその差は開いていくものです。このことは学校でじゅうぶんな説明や、また塾での詳しい講義を受けても、まったく変わりません。どうしようもない事実です。

 もっと適切にいえば、よーいどんのその時点から差があるといえます。しかし、その差をできるだけ減らすことは可能であると考えています。言い換えれば、どのような生徒にも英語を習っていくなかで差をつけられることなくしっかりついていく方法、または英語を得意にしていく方法はあるということです。そのひとつが、この音読です。(これを教科書に置き換えて考えてもらってもいいですね。)

 読み書きの英語力全体を仮に100とすると、この音読の力は10くらいにすぎないかもしれません。しかしこの10は、残りの90を蔭で支え、助ける土台になることを知っていてほしいと思います。ここが弱いと、残り90はとても吸収し尽せませんから。

 さて、いよいよ「問題編」の演習です。別段構えて慎重になる必要はありません。どんどん入っていけばいい。「文法ノート」を脇に置いて、各設問に答えていきます。基本的には問題ひとつすれば解答をみて○付けし、間違いがあれば直す。これはプリント1枚ごとでもいい。

 ここで大事なことは、一呼吸置くことですね。すぐ次に進まない。間違いを起こしてしまった原因、その理解の不足するところを確認する。わかっていたつもりなのについミスをしてしまった問題は、しっかり頭に焼き付ける。問題1問なら10秒から20秒、1枚でも1分もあれば済む作業ですが、この勉強上の基本的な行為が、平均点あたりの生徒だけなくもうすこし上の生徒でもほぼまったくできていないことを指摘しておきます。すぐ次の問題に移らないように。

 この「問題編」の演習量は、豊富です。ふつうの市販の問題集と較べれば、3,4倍はあるでしょう。問題演習を進めていくなかで、じわじわ理解すべき文法事項を知り、また注意すべきところを見つけ、その他単語や熟語、覚えておくべき文や関連した知識など、あらゆる設問形式を通じて馴染んでいくよう、そしてなにより深く暗記ができるように編集してあります。また、前に学習した文法単元の内容を忘れないように、あるいは混乱して区別ができないことがないように、くり返し復習が挟んでいます。こうした結果、問題量が3,4倍に増えているわけです。これくらい基本演習しないと、見かけではないほんとうの実力は溜まりません。

 読み書きの英語力全体を仮に100とすると、音読の力は10くらいと上で書きましたが、残り90のうちこの「問題編」は75から80ほどくらいになると思います。ここで地道にコツコツ継続して勉強し、その90%ほど吸収できれば、その身についた学力はおそらくクラスの誰にも負けない実力になるでしょう。

 さて、これほど演習をしても、まだ基礎と基本の知識、特に核となる重要な英文が、生徒によっては時間が経ったために、さすが忘れることなどはないわけですが一部揺るぎが生じる場合があります。そのために、「構文テスト(18枚)」を使って英文の暗記を徹底して行います。

 プリント左側の日本文を英作します。解答を見てチェック。ほんの少しでも間違った文は、右側の空白にとにかく書きまくって暗記です。正しく書けている英文も練習し、生徒によっては、真っ黒になるほどびっちり書いて書いて覚える生徒もいます。

 Be動詞や一般動詞などとても枚数が多い単元がありますが、「構文テスト」はその中の文法的かたまりに沿って小さく別けられているので、逐次テストをしていくのが基本です。

 最後の勉強は「中1英語まとめテスト(10枚)」です。年5回分あります。1回-Be動詞、2回-一般動詞、3回-命令文と助動詞、4回-疑問詞のある疑問文、5回-現在進行形と過去形の構成で、この単元学習後に、自分の知識定着の有り様をチェックしてみてください。たとえば、3回-命令文と助動詞なら、1回と2回で習った文法内容まで含んでおり、最終の5回なら過去形の文法だけでなく習ってきた総合の知識確認となっています。

 大事なのは、その単元に関わる知識だけでなく、すでに学習が済んだ全体での知識・実力がどうか?ということです。つねに、この視点で中1英語の学習を進めていくことが欠かせない。合格点は85点以上です。この点数を確保できれば、模試などの偏差値は68以上はすくなくともとれるでしょう。

 この「構文テスト」と「中1英語まとめテスト」で、読み書きに関する英語力全体(100)の残り15をカバーしていますので、その視点でどうぞやってみてください。

 以上、今回は「中1英語(通年用)問題集」を利用した場合の勉強の進め方について、ご質問に答えさせていただきました。ご参考まで。