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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§77 中3数学実力テスト対策問題集を作っていて・・・
<数学に関し、入試勉強とは要するに何?> 

 いま、中3生に向けた、数学の「実力テスト対策問題集」を作っています、くる日もくる日も、ひたすらそれに向かって。いままで20年余りの経験と知識を活かし、そしてほんの少ししかない知恵を振り絞って、公立中学3年生を対象とした、数学実力テスト対策の問題作りです。

 現在、やっと一山越えたところ。問題プリント、B4 で65枚になりました。4回分の対策、中3の最初用、夏休み明け用、11月用、そして冬休み明け用の4回の数学実力テストを想定して、作り上げました。ここでは詳しく申し上げませんが、それぞれその時期に実力として蓄えておかねばならない問題、また十分復習して置かねばならない問題を、詳しく演習できるよう組み込みました。

 1回の対策量、プリント16枚(〜17枚)、テスト形式でA,B,C と別け、まずA のテスト2枚をする。やりっぱなしではダメなので(ほんと、大部分の生徒のテスト後の姿は、やり直しをしませんし、間違った箇所の反省も、次に備える勉強も考えようとしない。不思議ですね)、それに対する対策を8枚作成。そこでわからないところ、計算でもミスを必ず犯す部分、忘れてしまってる解法、これぐらいは最低覚えておかねばといった問題を十分採り上げ、目を向けさせ、演習できるよう作りました。

 そのあと、テスト対策B(2枚) をする。A とほぼ同じレベルで作っていますので(但し計算は別にしても、少しずつ問題の傾向を変えてある)、どれだけ力をつけたかまたアップしたかがわかる。定期テストじゃありませんから、実力ではそんなに生やさしく成績が上がるものではない。それでも、もし20点上がるのなら、大成功でしょうか。まあ、それを狙っているわけですが。

 単にプリントを見ただけではわからず、表面的には見えませんが、どこがツボか、どこを生徒はわかっていない、また恐ろしいほど基本的な部分を忘れているか、また逆にどういう問題が出題されるのかなどなど、十二分に悉知していますので、そのあたりの現実を作る側、テストを受ける側の両方を見据えて、特に生徒の現実を50僂竜離で観ながら作りました。

 次に、対策C として、余裕があるというか、A,B で80点以上取れる生徒を対象に、入試に結びついたややレベルアップした問題を中心にテスト2枚と、そのフォロー編を2枚用意しました。これは無理にする必要はなく、チャレンジです。また、一部の業者テストレベルへの対応です。

 実際、数学の実力テストの平均点なんて、いいところ50点です。下手すれば、45点とかになるわけで、その問題構成が応用とか発展ならわかるのですが、いままでに習ってきた基本からの構成が大部分。たまに難しい問題だなあと思えば、それはどこかの問題からそのままコピーしただけの安易な作り方、突然変異した問題であるケースが多い。

 いままでさんざん時間を費やし、また塾にも行って、家庭教師にも付いて勉強してきたのに、また中3のやや難しい数学を学んできて、結局のところ、中学数学の実力は、50点かよ?!・・・、と思ってしまう。これぐらいのレベル、悪くとも70点以上は取れよ、と腹立たしさ半分、悲しさ半分で思う。一体、なんなんだ? 今までしてきたことは・・・と、こちらもたまらなく慨嘆、落ち込ん出しまう生徒も時に、なかにはいるんですね。

 そんなことがあまり起きないように、願うばかり。一方、目を上に転じて、成績がいい生徒(定期テストでは90点以上)でも、対策前は70点そこそこ。えっ?と思うよね。せ、せめて、80点ぐらいは取れば?――この程度の問題。対策を進めていくと、何とか結果は80点を超し、また生徒によっては90点前後にはなるんだけども、基本の問題でそのようでは、入試の応用ではまたまた力をもっとつけなくては通じませんね。
 
 まあそれは先の話として、基礎学力はその途中、途中で見直すことはとても大切です。それに少しでもこの対策プリントが役立てばと、思っております。といっても完成はまだで、最初に書きましたように問題作成という一山を上り下りしたところで、疲労感を抱く余裕もなくまた同じ道を、今度は解答作りという道を上り下りしなくてはなりません。そして更にもう一度、新指導要領に
対応したつもりですが、細かな修正とその問題吟味、ミスのチェックなどを。
(7月上旬には完成する予定ですが。)

 問題を作りながら、つくづく考えたことは、以下二つ。
・「数学に関し、入試勉強とは要するに何?」 
・「入試数学のレベルはどうなるのだろう?」

 数学の入試勉強は、いかなるものか? 中3過程の学習はもちろんとして、3年間習ったことの基本の復習、確認と、実際の過去問、入試問題を解いてみて、その対応力をつける作業の二つが、大きく揚げられるかな。でも、実際、それをどこで線を引けばいいか、いやそれ以上に無理にでも線を引かなければ、状況は進まないというのが真実に近いですね。つまり、入り組んでいるわけです。

 基本はみんな出来る、大丈夫という生徒はごく一部なわけです。公立中学の大部分の生徒は、入試問題以前のレベルで、つまり基本の部分で入試間際になってもまだまだ問題点を抱えている。それを具体的に言えば切りがないのでやめますが、計算一つ、問題の解く手順一つ、いちいち細かくアドバイスしなければ、自分で拙い点、いたらない箇所を直そうとはしない。

 まだ直せるものはいいとして、最後まで全員の基本の学力を追求していたら、到底入試問題に踏み込む時間もないし、絶対必要な入試解説もテクニック吸収も出来ないことになる。そこで成績上位の生徒、トップクラスの生徒もいるわけで(但し、その生徒が、基本はみんな出来る、ということは、これまた厳しい目で視ると、そうともいえないのですが)、入試対策問題へと突き進んでいくことになる。

 でもですね、年が明ければ、実力的なものはほぼ勝負がついているわけで、入試への対応力はそれなりに磨けても、「数学の力」そのものは、もうあまり変わるものではない。出来る子も出来ない子もまさに入試へと、問題を孕みながら雪崩込んでいくという感覚ですね。そんなにね、あれもこれも頭で考えるようには、また言葉で書いているようには実行出来ないし、時間もないのです。

 ですからその前に、時間があるうちに、出来ることなら復習したほうがよい。復習して、数学の基本の力を養なうべきだ。それがやはり入試数学の力強い土台になる(当たり前か)。では、どうやって? その前に、生徒の勉強と家庭学習を観ていると、「“出来ることなら”復習したほうがよい」と書きましたが、1,2年と中3の習った単元までの復習を、生徒は自らの力と意志でするか
と言えば、不思議なほどしないのです。成績が優秀な生徒もあまり変わりはない。

 人任せ、塾任せ、という按配ですね。それもしっかりやれば一つの手ですが、何か釈然としない物足りなさも感じます。受動的過ぎます。
 勉強は数学だけではなく他の4科目もありますから、そして中3過程の大きな学習を進行しつつですから、基本の復習に対し、そうそう頭で考えるほど実は、時間も余裕もないのが実情ではないでしょうか。

 では、それをどうやって、いつ? 方法はもちろん一つではない。いろいろあるでしょう。わたしがここで提案するのは、そのうちの一つに過ぎません。
 それは実力テスト対策をもっと身近に自分に引き寄せて、対応、活用することです。学校によって地域によってその実施回数はまちまちでしょうが、平均4回として、それに照準をあてて、計画的に勉強することです。

 数学の実力テスト対策の問題を作っていて、改めてつくづく感じました。これは全くの復習だ、と。問題の範囲はもちろんその時期、その時期にあわせたのものですし、その質は高度ではなく、これだけは知っておけよ、出来なさい、というレベルの、良質の問題が中心です。

 それに向けた目標が立つでしょうし、気合も入るでしょう。ではその対策を、何を使ってすればいいのか? 過去に数回、このお問い合わせがありましたが、奈何せん、書店には不思議とこの種の問題集はないのです。もしあっても、それはどこか焦点がぼけている。当たり前です、それは上から見下ろした観念的な作りかたで、またそれ以上によく生徒と現実を見ていないからです。

 そこで、新指導要領の改訂作業では随分苦しみましたが、またまた気力とない知恵を振り絞って、数学の実力テスト対策なるものに着手した次第です。
 もし、お役に立てば、とてもうれしく思います。

 今回は内容的にかなり宣伝の要素が入り、申し訳ありませんでした。
 次の問題、「入試数学のレベルは、この新指導要領でどうなるのだろうか?」は、長くなりましたのでまた次の機会に述べたいと考えております。