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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§117 夏休み非課題非推薦図書?
<読書のすすめ by Toppo >

 以下50冊、夏休みに読むのにどうかな、という本を勝手に蒐めてみました。1から42はすべてこれ、筆者が小・中時に読んだ中から選び、残りは中学生にも読めると思えるものをちょっとつけたしました。

 したがって、いまの時流(?)に沿ったものは含まれず、○○推薦指定図書などと肩書きの入ったものは一切無視、また子供のレベルを斟酌したり迎合した選定を極力意識的に避けました。

 それどころか選んだ基準は、一作者一冊、適当、ランダム、恣意的、唯我独尊、自己本位、そしていまの軟弱きわまりない読書環境とその風潮に、大いに臍を曲げながら抜き出したものです。個人的にもっと薦めたい本、強烈に影響を受けた本はあるけれど、それは歴史ものであったり、推理ものであったり、国内外多くの詩集、評論、随筆であったリ、あるいは戦後無頼派の文学であったりとどうもそれらは、さずがにこの場にはふさわしくない。

 つまり、小中時に読んだ本は、それなりにいまもこころ奥深くしまわれて清澄な光を発し、またわたしにとっても貴重な体験となっているけれど、別の視点で観れば、その後のほんとうに好きな作家、本捜しの旅とその修行の前段階であったともいえる。これは多くの読書人がそうであったように、私もそのなかのひとりであった。

 下記のなかでも、中学時にはすでに、虜になり嵌って、続けてほかの10数冊の著作を読んだ作家がいる。その後高校、大学と読み続けて50冊以上読んでしまった作家も、なかに数人いる。しかしこんな個人的趣味趣向はどうでもいいとして、また読書の国語力に及ぼす甚大な影響力、読書を通じて培養される根気、集中力、読解力、論理力など、いつもならそれらにすこし言及するところであるけれど、今回、触れる気はまったくない。

 なぜなら、そんなことをいちいち考えて読んだ憶えがないからですね。ただ、面白ければよい。さあでも、それはいまだからこそいえることであって、さだかに憶えていないけれど、すべて面白く読んだわけでは毛頭ありませんね。たとえばドストエフスキーの『罪と罰』なんて、中学生の分際でどこがおもしろくて読んだのか記憶にない。もちろん内容もふかくわかって読めてはいなかったはずである。

 わたしは昔から多読でもないし、速読もほとんどしない。どちらかといえば精読中心、じっくり読むのが好きなほうで、また一度読みかけると、相当な理由がない限り最後まで読む。面白かろうが面白くなかろうが、難解であろうがなかろうが。調べてみると、ドストエフスキーの著作は他に、『虐げられた人々』『死の家の記録』『貧しき人々』『地下室の手記』『永遠の良人』『悪霊(上・下)』なども高校のあいだに読んでいたのだから、きっと難解さを超えた魅力があったのであろう。

 もちろん当時でもこんな書物は、中学生にとって指定図書でも推薦書物でもなかったわけで、まこと勝手気儘に読んだにすぎない。が、この「勝手気儘に」読み進めるという所業を、願わくばいまの中学生にもぜひしてもらいたいと思っている。活字ばなれと、読書の習慣がまったく形成されていないいまの中学生。このとんでもない(?)ヒドイ状況は重々知りつつも、それでもアンチテーゼとして、下記の50冊掲げてみることにする。


1.  『海底二万海里』ベルヌ
2.  『大地』(1〜4)パール・バック
3.  『にんじん』ルナール
4.  『チップス先生さようなら』ヒルトン
5.  『あしながおじさん』ウェブスター
6.  『この日をつかめ』ソール・ベロー
7.  『トニオ・クレーゲル』トーマス・マン
8.  『車輪の下』ヘルマン・ヘッセ
9.  『チボー家のジャック』マルタン・デュガール
10. 『ピエールとリュース』ロマン・ロラン
11. 『狭き門』アンドレ・ジイド
12. 『誰がために鐘は鳴る』へミング・ウェイ
13. 『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
14. 『失われた文明』A・ゴルボフスキー
15. 『ファーブル昆虫記』(1〜6)ファーブル
16. 『ベンハー』ルー・ウォリス
17. 『ソロモンの指環』コンラート・ローレンツ
18. 『モーパッサン短編集』モーパッサン
19. 『罪と罰』ドストエフスキー
20. 『赤と黒』スタンダール
21. 『ニ都物語』ディケンズ
22. 『二十四の瞳』壷井栄
23. 『ビルマの竪琴』竹山道雄
24. 『しろばんば』井上靖
25. 『風の又三郎』宮沢賢治
26. 『生まれ出づる悩み・小さき者へ』有島武郎
27. 『恩讐の彼方に』菊地寛
28. 『路傍の石』山本有三
29. 『次郎物語』(1〜5)下村湖人
30. 『山椒太夫・高瀬舟』森鴎外
31. 『坊ちゃん』夏目漱石
32. 『千曲川のスケッチ』島崎藤村
33. 『伊豆の踊り子』川端康成
34. 『虫のいろいろ』尾崎一雄
35. 『野菊の墓』伊藤左千夫
36. 『杜子春・トロッコ』芥川龍之介
37. 『風立ちぬ・菜穂子』堀辰雄
38. 『啄木詩歌集』石川啄木
39. 『真理先生』武者小路実篤
40. 『城の崎にて』志賀直哉
41. 『津軽』太宰治
42. 『吉里吉里人』井上ひさし
43. 『どくとるマンボウ青春記』北杜夫
44. 『ムツゴロウの大悦声』畑正憲
45. 『岳物語』椎名誠
46. 『カナダ・エスキモー』本多勝一
47. 『インド鉄道紀行』宮脇俊三
48. 『C・W・ニコルの海洋記』C・W・ニコル
49. 『ぼくの還る川』野田知祐
50. 『ハラスのいた日々』中野孝次