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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§453 わたしの問題集について・続
<守りの勉強について>

 前回の「わたしの問題集について」をお読みいただいて、あるお母様から次のようなメールを頂戴いたしました。よって今回も、恐れ入りますがその続き(?みたいなもの)を書いてまいります。

 メルマガ掲載のご了承をいただき、そのまま載せてみます。

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 今朝のメルマガを読ませていただき、うちの娘の状況を知ってもらいたいと
思い、メールしました。
中1の10月にトッポ先生の問題集を知ってから、さっそく苦手な英語をやらせ
てみたら、ものすごく難しく何度も投げ出し(本当にゴミ箱に捨てる)どうなる
ことかと思っていたら、2学期の中間で英語のみぐっとあがりました。

 そこから、数学、理科、社会、国語と徐々に注文し、進めていくことにより、
中1のはじめの中間テストが110人中56位だったのが、現在中3実力テストは9位
まであがりました。(定期テストは16位とか17位ですが)

 中2の後半から塾にも行くようになったのですが、今ではあんなに苦労して
解いていたプリントは割とすらすら解けるようになりました。中1からこつこ
つ問題集をさせてきてよかったなと思います。

 普通の学力の子には、最初はすごく苦痛になると思います。でも、それを乗
り越えれば、娘のように必ず伸びていくと思うので、やってみて欲しいなと思
います。

 娘は、少しレベルを下げた高校を受験するつもりですので、宣伝にならない
ですが、また結果など報告させていただきますね。

 あんなに勉強嫌いだった娘が、すごく自信を付け、受験に向かって頑張る姿
を見られることは、トッポ先生の問題集に出会えたことがきっかけだったと思
っております。ありがとうございます。
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 このお母様とは2年すこしになるでしょうか、中1の10月ころ、「中1英語の土台構築110%」という英語の復習用問題集をご購入いただき、英語の勉強から始められました。その後すぐ中1数学のこれも復習用問題集を利用され、そして中2、中3と数・英の通年用問題集を、またその間社会や理科及び国語のほうも問題集を活用され勉強して来られました。中2後半からは塾にも通いされたとのことで、その効果もあったのでしょう、成績のほうも順調に伸びてきました。

 さて、前回は基礎と基本を固めることの大切さと、特にその知識習得の量的な視野からみて、それらをいったいどう捉えておくのがいいのかについて書きました。今回は続編ということで引き続き、わたしの問題集を関連させて述べることなりますが、どうかご容赦ください。

「普通の学力の子には、最初はすごく苦痛になると思います。でも、それを乗り越えれば、娘のように必ず伸びていくと思うので、やってみて欲しいなと思います。」
 と、まことにありがたい言葉を賜りましたが、この「最初はすごく苦痛になる」と生徒が感じることについて、すこし述べてみたいと思います。

 そういえば、わたしも時折メールの返答で、「辛抱」とか「我慢」という言葉を用いて、勉強の進め方について助言を述べています。何に対してかというと、そのつまるところは、この「苦痛」に対してなんだといえるかもしれません。

 またそのほとんどは、これから新たに勉強していく内容の問題集ではなく、いままでに済んだ内容の勉強、つまり復習タイプの問題集であって、そのなかには学力というか実力もそこそこあるのにあえてわざわざ選んで、基礎と基本の固めをさらに徹底し、知識の漏れを拾って勉強する生徒もいるのですが、およそ8割方は勉強上のなんらかな問題点や力不足を感じて、あるいは思っていたよりひどい成績をなんとか上げようとして購入されるわけです。

 この後者の場合のモチベーションはどうかというと、高い生徒もいれば、なかには低い生徒もいることでしょう。さらに、当初は高くてもやり進めると次第に低下する生徒もいることになります。

 たまたまネット上の塾の先生のページをみていたら、次のような文句が載っていました。そのままではヤバいので言葉をかえ、掻い摘んで以下書きますと。

「勉強は、我慢くらべです。1に我慢、2に我慢。とにもかくにも我慢。ゲームをしたい、好きなテレビ番組を見たい、いろいろ遊びたい、そんなことにも我慢。<中略>それにしても、最近の子どもたちは、堪え性がなくなった。その一方、ちょっと勉強すればすぐに成績はよくなると勘違いしている。それは、あり得ない。成績を上げるというのは、手間と時間のかかる、大変なこと。」

 まったくそのとおり。一にも二にもとにかく我慢につきます。勉強するほうも、教えるほうも。その場合、ちょっと勉強すればすぐに成績はよくなる、それはあり得ない。

 ではどのくらいの期間勉強すれば成績はよくなるのか、これは愚問に近いものであるけれど、つまり、その生徒がどの程度の学力を持っているのか、ふだんの勉強のしかたはどうやっているのか、その成績とは、いま習っている範囲の定期テストにたいする成績なのか、それとも習った範囲全体の実力にたいする成績なのか、塾で勉強しているのか自分で勉強しているのか、などそれらさまざな条件と環境によって当然違ってくるので、単純一律にはいえない。

 しかし、これらにもましてもっと重要な条件というものは、生徒自身の、やる気の持続と我慢・忍耐力というものかもしれない。いや、これこそまず、もっとも大切なものではないでしょうか。

 勉強の中身には攻めと守りの大きくふたつの種類があるとすれば、生徒にとっては攻めより守りの勉強のほうが、実は下手というか、おろそかにするというか、どうにも粗雑でまずい点が多いのに気づかされます。穿ったいい方をすれば、それだからこそ、あまり「苦痛」も感じず、考えさせられることもなく、波風を立たせることもなくわかったつもりで勉強をこなしていくのでしょう。

 その結果、日々のちいさな復習の段階ならあまり表面化しなかった知識の穴や理解不足、また深い暗記学習の不足などが、たとえば中1の後半、たとえば中2の後半でわかってきて、それまでの半年、あるいは1年半以上の復習をしなければならない、つまり守りをもっと固める勉強の事態になると、とうぜん量的にも学習範囲はぐんと広く、そこそこの期間も要り、それをやり遂げるには我慢や忍耐が欠かせないことになります。そこが大丈夫か、ということ。

 そしてもう一点、「苦痛」を感じない「復習」の勉強って、はたして力をつける勉強をほんとうにしているのか?ということ。

 ここでは問題集を通して復習する勉強するケースを想定して書いていますが、生徒が自分でする場合も塾でそれをしてもらう場合も、基本的にはそれまでと同じ感覚の学習姿勢と、考え方や行動を、大抵はとるものです。つまり、それまでと同様に、復習してもあまり「苦痛」も感じず、考えさせられることもなく、波風を立たせることもなく、です。

 もしそうなら、100リットルの水槽に、満タンでなければならないところが60リットルしか入っていないとすれば、たとえば注水管から毎分1リットル入れているの排水管を閉めるのを忘れ、毎分1リットル出ているのと同じではありませんか。いや、そうではなく、排水管は閉めているけれど少しずつは漏れている。だから徐々に溜まっていっていると思っても、水槽の壁に細かくあちこちとひび割れがあってそこからも滲みでているとしたら、やっているほどにはあるいは期待しているほどには溜まっていないのが現実ではないですか。

 上記の意味での、復習するというのは、つまり習った知識の漏れや理解不足や暗記不足やついついミスを出す個所などを補強していくというのは、何度も何度も何度も排水管が閉まっているのを確認することであり、何度も何度も何度も壁のひび割れを補修することでありますね。その作業は、初めの馴れないうちは「苦痛」をともなうわけですし、ひび割れを見つけ出す作業はじっくり考えることであり、波風を立たせる作業とは、問題集から受けるさまざまな刺戟にたいし、頭の混乱を鎮め整理整頓する勉強、といってもいいでしょうか。

 成績が必ず伸びていくコツは、こうした勉強を自ら体現化するなかにこそあり、また育てていけるように思われます。