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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§159 英語の出来がよくない生徒にVOL.1
<70点なら、≒57点>

 英語の出来がよくない生徒に、単純な勉強のしかた、そのワンポイントを今回書いてみます。

 かつて、英語がとても苦手な男子生徒が塾に入ってきました。中1の2学期後半頃からの入塾だったと憶います。当然その前には入塾テストをしました。細かなことは忘れましたが、数・英・国の3科目の基本内容中心のテストで、数学はまあまあで70点台だったか、国語は40点台、そして英語は30点台かそこらに記憶しております。まあ10何年前のことで当てにはなりませんが、そんなものです。

 学校の定期テストで80点以上を取っていても、入塾テストでは60点を取れるかどうか。あくまで教える際の一つの目安として基本的な出題内容なんですが、それでも多くの生徒は「実力」を、こちらが思う妥当な線で、また予想の範囲内に適切に(?)備えていることはまずありませんから、50点以下の成績を平気で出すことになります。

 しかしそれにしても、中1の時点で早や、30何点はいただけません。まあ普通どんなテストでも、90何点取るのも20何点取るのも難しい。極端な話が、30%やそこらは記号問題やそれに類するごく簡単な問題で、知識が殆どなくても当てずっぽうや勘で、また適当に書いただけで取れることも多いからです。

 つまり30何点も取れたのではなく、逆に反対の60何点も肝心な部分が、ほんとうに力があるかどうかの部分がまったく取れていない、と判断するのが妥当な見方といえます。塾のわたしが作成したテストでは、基本とはいえそのすべてが(全体の70%にあたる部分ですが)、正しく文法を理解しているか、理解してるだけはなくその運用にあたって十分に発揮できる力が備わっているか、などにポイントを置いて作成してありますので、そこには中途半端で曖昧な知識、見かけだけの力は何の役にも立ちません。

 それ故、この尺度を学校の定期テストに当て嵌めてみますと、あくまでこれは英語の場合だけですが、次のようなことがおよそいえるかと思います。

 学校のテストで、
 40点なら、40−30=10 10÷70×100≒14点
 50点なら、50−30=20 20÷70×100≒29点
 60点なら、60−30=30 30÷70×100≒43点

 70点なら、70−30=40 40÷70×100≒57点
 80点なら、80−30=50 50÷70×100≒71点
 90点なら、90−30=60 60÷70×100≒86点
 96点なら、96−30=66 66÷70×100≒94点

 計算の仕組みはお判りいただけたでしょうか。100点から30点の曖昧な部分を引き、70点に対し、残りの自分の点数がどのくらいのパーセントを占めるか、その割合を100点でまた表したものですね。一番右側の点数がいまの自分の力の、一つの指標を示しています。但しこれは、実力ではありません。実力となると、さらにそこから8点〜12点ほど引いて判断しなければならないのが、95%以上の生徒の実情ですが、また学年や問題レベルによって当然その差異はありますので、あくまでこれは基本の力の備わりかただけを観る目安、とご理解ください。

 よく平均点という言葉が使われ、学校でもそれを基準に上の点ならまずまずできているとか、今のところは大体わかっているとか、そんな評価と視点が一般的に安易に下されているようですが、果たしてそうか?! 

 中学の定期テストの場合、70点前後がまあ平均点の相場とするなら、上で見ると57点になります。これでは英語がわかっている点数とはとてもいえないことが、誰の目にも明らかかと思います。半分近くのことが実は、本人の頭に定着していないのです。その不足の力をどうカバーするんでしょうね? 平均点なんかと較べておれば、実力的に後々とんでもない状況に陥りますから、どうぞ注意してください。

 では次に、まず合格点に映る80点を見てみます。71点ですね。これをまずまずと捉えるか、いま少し足りないと捉えるかは、人それぞれ判断の岐れるところでしょう。わたしの見解はいつも辛めなのですが、次の指摘に留めます。つまり、本人や周りが思っているほどには力はまだついていませんよ、と。習ったことの30%ほどが未消化で身には入っていませんし、さらに実力の視点では、時間を置くと60点ぐらいになるのが妥当な線ですから。

 90点以上取れているのなら、まずはその調子で頑張ること。
 さて、今回の焦点である、40点から60点の生徒のほうですね。40点→≒14点50点→≒29点 60点→≒43点 うーん、なんて申し上げたらよいか・・・。というより、話す言葉も見つかりません。見かけの点数50点が実は29点ぐらいにしか相当しないという重さは、教えていく上で非常な困難を伴います。ありとあらゆることがその途上で出てきますから、とても一片のアドバイスですむ
ものではないことは前にも書きました。

 初めに触れた生徒も学校では50点台の点数でしたから、入塾テストの英語の点数が30何点というのも上の数字の指摘と、見事(?)相関関係をなしていることになります。小学校時代から大手の塾には通っていて、そのまま中学でも続けていたものの、どうにも英語ができなくなり、我が塾に駆け込んできた(?)次第です。

 実はこの生徒のお兄ちゃんを中2より教え、よく勉強もでき、学習への姿勢もまたとても素晴らしくて、見事学区内の公立トップ校へ合格した経緯がありまして、その縁で引き受けることになったのですが、どうにもこうにもその後が大変で・・・。

 次回、この続きを書いていきます。