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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§124 中1英語の2学期<改訂> 
<すでに穴があいているのでは?>

 中1英語の2学期(または、この10月頃から)――。
 公立中学の3ヵ年をとおして考えた場合、毎年この「中1の2学期」は、一番の関門(高いという意味ではありません)といいますか、もっとも注意してかからねばならない時期であることをご存知でしょうか?

 目を凝らしてみればまともでない事が、学習のあちこちにどんどん噴出してきているのがみえてきます。しかし、たいていはそれがみえていませんから、本人にまともでないまま蓄積され、進行する時期といえます。いままでにもたびたび書いてきましたが、これまで「ほんとうにはわかっていないことから来るミス」が、この頃からとくに顕著に続発するのです。

 ほんとうにはわかっていない知識や学力というものは、それこそ日常茶飯事的にあちこちに転がっているのですが、往々にして本人ばかりか親も気づいていないことが多いんですね。当然ですよね、テストの点数の結果でしか判断できないわけですから。さらに悪いことに、教える側の教師ですらそれらを見逃したり、原因を見据えていないことが多いのですから、まことにもって困ったものだといわざるを得ません。たいていの場合、もう露骨にそれが顕在化してきて、どうにも防ぎようがなくそして明らかに誰の目にもイヤというほど見えてきて、やっとそのまともでない英語力の実体がわかるのです。

 それが、まあ2学期の中頃、中間テストが終わってからになります。しかし、ここでもまだじゅうぶんには気づかないといいますか、「もっと頑張って、次の期末テストで頑張りなさい」といった言葉で済ませていると、本人が前より時間をかけテスト勉強したに関わらず、テストの結果は、上がるどころか下がってしまうという事態になることが、一般には多いです。これで自信と意欲をなくす。以後、英語が苦手となる。

 単純にこんなケースばかりではないですが、概ね公立中学生の半数は、これに当て嵌まることになるでしょうか。1学期の末には2割程度の生徒がすでにわかっていない、あるいはついていけてないわけで、この2学期を無事にといいますか無難に通過できる生徒は、10人中3人もいないのではないか?

 いまでは、そう認識しています。塾に行こうが行くまいが、この割合には関係ない。自分の力だけでちゃんと学習できている生徒もいる一方、塾に通っていてもなんら効果もない、その効果を問う以前に、受容する能力そのものが、そもそも絶対的に不足しているよという生徒が、現在、とても多い。これは、国語の力が絶対的に不足しているからです。

 では、10人中3人は大丈夫かといえば、厳しくいいますが「まあ大丈夫ですね」といえるのはたった1人ぐらいでうしょう。あとの2人は、定期テストに対する力はあるものの、実力テストに対してはあまり力がついていないのが、経験上よくわかっているつもりです。つまり、その力は、狭い範囲にしか通じず、言葉はよくありませんが多分に見せかけです。結局のところ、ほんとうには習ったことが身についていない、その場限りの学力であることが多く、確実な知識の蓄積が、自分の力でじゅうぶんになされていないのです。

 学校のほうではおそらく面談なんかがもしあれば、大丈夫です、英語はよくできています、この調子で進んでください、といわれるのがよくあるパターンでしょう。これで本人もお母様も安心されるしょうが、わたしの視点からいえば、このゾーンの生徒も実はとっても危なっかしい存在です。安心できるなんて、とてもいえたものではありません。

 その知識と力はまだ表層部分に留まっていることが多く(これは、実際に教えている現場でしかわからないことが多いのですが)、かつ忘却の波が激しく打ち寄せると、かなり侵食され磨耗するのが長年の経験から痛いほどわかっていますから。

 それだけに、正しくほんものにするためには、叩いて叩いてその知識を踏み固める作業が必要となるのです。このゾーンに該当する生徒は決して油断することなく、たとえ油断していなくてもその学力はほんものには到達していませんからさらに深く掘る勉強を、また習った知識はくり返しの作業を積んで、完璧に覚えこんでしまう勉強を励行することをぜひお勧めします。

 頑張っているその尻を叩き、そして勉強をさらに積めといえば、怖い先生の言ならいうことも聞くでしょうけど(ゴホン、わたしもその部類)、一般に中学生ともなれば、親の言葉ならかえって反発を招いたり、やる気を逆に削いだりする場合もなかにありますね。このあたりの指摘の言いまわしの呼吸が難しいのでしょうけれど・・・。しかし、生徒自身の意識のなかに、油断や馴れから来る横柄さ、またルーズな勉強姿勢が出てきた際には、すでに学力は滑り落ちているよ、ということなんです。

 この時点での英語力は、まだまだたいしたことはありません。たいした英語力をつけるための基礎の、それも骨組みを築いているに過ぎない。その骨組み1本1本が揺るがないように、絶えず初心に戻って(これはきれいな言い方であまり使いたくはありませんが。でも、使ってしまいます)、気持ちをつねに引き締めつつ、英語の学習を進めていくことが大事かと思います。 


 さて、ここに、ほんとに簡単な問題を用意しました。この2学期ではなく、はるか昔の(?)1学期に習ったやさしい文法です。これで学力を測れるわけではありませんが、すでに文法的な穴をあけて、それに気づくことなくいまの勉強をしているかどうかの判断はできますので、よろしければ参考に試してみてください。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【問題】 <制限時間:2分>
1.This book is interesting. <interesting:面白い>
 (問い)This を主語にしてほぼ同じ意味を表す英文に作りかえなさい。
 →
2.あなたのお母さんは英語の先生ですか。
 (問い)英文に直しなさい。
 →
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
(解答は一番下にあります。)

 2問とも完璧にできて当たり前の問題です。
 正解はこの時点では1つしかないわけですが、すでにさっぱり書けないケー
スの他、誤りの例は下記の通り。

・問題の意味がわからない(1)
・書けない(1,2)
・冠詞のつけ忘れ。(1,2)
・冠詞がan になっていない。(1,2)
・肯定文で書いてしまう。(2)
・?マークがない。(2)
・Do(Does)で書き出している。(2)
・その他・・・。

 うーん、頭が痛いこと。
 公立の中学では、ほんとに歯痒いくらいゆったりしたペースで、英語の基礎の土台作りを1年もかけて学習していくわけですが、この時点で、早くも上の間違いをしているようでは、つくづく先が思い遣られます。この基礎で、ほんのちょっとでも間違い部分があるなのなら、いまの勉強とそのやりかたを見直しされるのがいいかと思います。

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【解答】 
1.This book is interesting. <interesting:面白い>
 (問い)This を主語にしてほぼ同じ意味を表す英文に作りかえなさい。
 →This is an interesting book.
2.あなたのお母さんは英語の先生ですか。
 (問い)英文に直しなさい。
 →Is your mother an English teacher ?
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