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694 公立トップ校への体験談VOL.12(合格への道2018)<本人の強い希望と意志を優先>

 このお父様のご厚意のもと、そのままいただいた内容を載せさせていただきます。深く感謝申し上げます。

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ご報告です。○○の父です。

本日、公立入試の合格発表がありました。宇都宮高校を目指し頑張ってきましたが、本人の強い意向を最終的に優先し、地元の栃木高校を受け合格致しまし
た。

ちなみに、私立高校は佐野日大高校1校のみの受験で特進αコースはダメで、
特進2種奨学生が受かりました。

夏休み以降は、偏差値の変動が大きく(69〜61)毎回ヒヤヒヤしておりま
した。塾の受験対策に追われ、妹尾先生の問題集を進めるのも正直大変でした。

入試図形の問題は2月中になんとか終わりました。英語入試長文、理科と社会(3回)は冬休みには終わりました。偏差値ですが英語と理科と社会は比較的安定し65以上をキープしていました。数学は少し波がありました。ただ、国語の低迷が激しく常に50〜よくて62ぐらいでした。(字も乱雑で薄く、いくら注意してもなかなか大変でした...。)


 下野模試5教科偏差値の変動
(9月)69 (10月)66 (11月)61 (12月)66 

 塾の合否判定模試の結果 
(1月後半)3教科61.8  5教科 66.6 
      各科目の偏差値
      国53 数57 社70 理70 英66
    
(2月前半)3教科66.8  5教科 68.3
      各科目の偏差値
      国55 数71 社67 理69 英65

 栃木高校A判定 宇都宮高校B判定

 内申点 1年 41 2年 41 3年 43  合計125

 実力テスト5回 2位→6位→9位→5位→6位 430点〜370点

今まで先生の問題集を通して、落ち着きの無い息子も自分で学習の仕方を学び、先生の問題でとても実力がつきました。

理科と社会はもちろんのこと、特に英語と数学は良質な問題を豊富に演習でき、塾とは比べ物にならないぐらい力になったと本人も申しております。

合格の決まった本日も先生の高校英語の問題集に向かっております。今まで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

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 宇都宮高校には受かる学力(実力と内申点)も持ち合わせていたようにはじゅうぶん推測できますが、最終本人の強い希望と意志を優先、尊重され、地元の栃木高校に進学されました。ほんとうにおめでとうございました。

 一般に、中3の成績というものは、決して順調にいくものではありません。たとえ定期テストやその延長線にある内申点が順調に推移しても、学力検査(実力テストや模試)となると、実力面でみる5科目の上がり下がりの変動があるわけです。

 この生徒の場合、英語と理科と社会の3教科の成績はほぼ安定して、いい実力をつけてました。数学も中2段階では偏差値70をとっていたこともあるのですが、1月ではおそらく図形問題にあまり対応できなかったのでしょうか、塾模試の偏差値57と大きく落ち、しかし2月にはまた71としっかり回復していました。また変動でいえば、11月の下野模試では偏差値が下降し不安なところもあったようですが、12月以降はまた盛り返し上昇しております。

 国語だけは他の4科目に較べ偏差値は低く50台と、弱点になっていたようです(高校に入ってのまた国語力をどうつけるかの努力が求められます)。しかし、全体としてそれを補ったのは、やはり理科と社会、この2科目の安定して高い実力があったからでしょう。

 5教科どれも相当できる生徒っていうのは、ごくごく稀にはいるものですが、ふつうは数学が弱いとか、国語が苦手とか、社会と理科の実力が3教科に較べ物足りなかったり、あるいは5教科全体の偏差値を下げてしまうケースが多いものです。

 それぞれ弱点というか苦手な科目は、生徒によって違います。しかし、すくなくとも公立トップ校(また準トップ校)を目指す生徒とそのご父母の方は、このリアルな情報からなにを読み取るか、また今後なにを課題にして勉強を進めていけばいいのか、そのご参考にできる点はあるかと考えている次第です。


 ちなみにこの生徒が利用し、勉強した問題集を明記して置きますと以下のとおりです。

・中1英語REVIEW問題集からスタート
・中2数・英(通年用)セット問題集
・中3数・英(通年用)セット問題集

・<新版>入試理科の攻略問題集
・<新版>入試社会の攻略問題集

・トッポ先生の入試英語攻略・STUDY
・<新版>公立入試英語の攻略by Toppo
・算数の図形教室<B>
・入試図形問題の攻略 Version4<216問>

・中1・2・3英語の実力強化by Toppo問題集
・<改訂版>中2数学の実力をつける問題集
・<新版>中3数学実力テスト対策問題集

 他にもすこしありますが、およそ以上です。

 公立トップ校への体験談VOL.11(合格への道2018〜第2弾〜)<ちょっと変わった中三女子のお話>

 今回もこの春合格された中3生のお母様からいただいたメールをご紹介させていただきます。(ご承諾のもと、一部過去のメール内容も併せ、書いてみます。深く感謝申し上げます。)

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 こんにちは。
 昨年12月始めに問題集を送って頂き、不躾なメールで、ご相談にまで乗って頂いた、○○です。その節は本当にありがとうございました。

 あれから娘は結局初志貫徹、天王寺高校を受験し、無事合格致しました。

 通学経路をよくよく調べましたら、三国丘と片道5分と変わらず通えることがわかり、それなら特段無理をする訳でもないね…と、私達も納得し、受験することになった次第です。

 妹尾先生の図形攻略の問題集をやり終えると、問題への対応力が上がって来るのが自分でもわかり、大変良かったと申しておりました。

 数学を勉強するのが楽しくなってきたそうです。時間をかけ丁寧に作られたものはやはりすごいですね。

 新たに中学生をお持ちのお母さん方と勉強法の話になった折には、宣伝してきますね!(笑)

 ご報告と、せめてもの感謝の気持ちお伝えしたかったので・・・。
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 ご存じの方も多いかもしれませんが、天王寺高校といえば、大阪府では北野高校と並ぶ伝統ある名門公立高で、ネット上の偏差値では75にあたる高校です。

 なにがいったいスゴイかまた感心しているかというと、この女生徒は、一度も塾に行ったことがなく、まったくの自学自習だけで公立トップ高(全国的に見てもおそらく最上位に位置する公立校かと)を受験、突破したことです。

 むかしならこういうケースはよくあったものですが、いまやこの高校レベルとなると、生徒の99%は進学塾に通って、その指導はもちろんいろんなノウハウを教えてもらい、かつたくさんの受験情報を得ているのが実情です。

 それゆえ、上記の女生徒は特異なケースといえるのかもしれませんが、しかしわたしは、学校と自分、そして適切な教材があれば、勉強は自分でするものだ、というシンプルな信念を小学生のときからなぜか持っているもので、中学の勉強をできるだけ自分でやっていこうとする生徒やそのご父母の方に、ひとつの勇気を与えるものとして今回、ご紹介させていただくことにした次第です。

 この女生徒が、わたしの問題集「入試図形問題の攻略Version4」を利用、勉強を開始したのは、昨年11月の終わり、ほぼ12月に入ってからでした。なんとも遅く、入試まで3カ月しかありません。しかし、もともと数学には高い能力があったのでしょう、上でも書かれているとおり、愉しくそして着実に問題集をこなし吸収していったことが想像しえます。

 それまでに、自宅では進研ゼミ、スタディサプリ、最高水準問題集、高校への数学(1対1の数式・図形演習)などを使ってやっていた、とのことでした。(学校の先生にお勧めを聞いたり、自分で選んでやっていました、とも。)

 ちょっと変わった中三女子のお話、という副題なので、どこがそうなのか、いただいたメールの一部を載せてみます。ほんとうは全部ご紹介すれば、よりリアルに実感できる点が多々あるように感じていますが、それではあまりに個人的情報を露出することになるので割愛、また一部言葉を変えて編集させていただきます。

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 塾には1度も通っていません。必要を感じないと本人の考えです。3年の、定期テストは472〜496、実力テストは450〜470(平均240くらい)五ツ木模試11月偏差値5科71.3でした。内申は1年からこれまで全教科5なので今のところ満点です。
 <略>
 それで公立なのですが、岸和田(ネット上の偏差値69)、三国丘(同偏差値74)、高津(同偏差値73)、天王寺(同偏差値75)と説明会に行っていました。全部自分1人で行っちゃう子です。(親子仲が決して悪いとかではなく、1人で来てる子なんていないからちょっとした優越感の為でしょうか、ついて行かせてもらえませんでした。笑)

 <筆者注:ネット上の偏差値というのは各都道県で行われている模試に較べすこし高めに書いてあり、また偏差値の設定のしかたにも実際の高校の実力との誤差、過大評価あるいは過小評価がありますので、あくまで参考程度にすぎません。たとえば上記五木模試の偏差値71.4というのは、ネット上の偏差値75以上に相当するでしょう。>

 本人は4校ともとても感じは良かったといい、一応天王寺を受験するつもりでいるようです。考え方が、「公立は願書出す直前に決めれば良いのだから、そりゃ行ける範囲の一番上を志望にするでしょ?」という具合です。

 それはそうなのですが、親の勝手なイメージで、天王寺なんて、もう塾でずーっと勉強勉強の生活を送って、特別に課題をこなしてトレーニングしてる人達が行くところでは、、、?というのがあり、もう少し確実なところにしてくれないかな・・・、とつい思ってしまいます。

 立地的に天王寺高校は我が家からは1番行き難いというのもあります。学校の先生は、「正直天王寺受験する子には誰でも、当日次第で合格は5分と思って私立でも良いという気持ちがあるなら話す」とおっしゃてました。

 C問題はとても難しいと噂に聞きますし、私も何か協力できないかと検索していて、妹尾先生の問題集を見つけました。本人に聞くとやってみたいというので、この度注文させて頂きました。早速やっているようです。

 ただこれまでずーっと、私からみると十分だと思って、一切勉強しろと言う必要なく来ました。でも受験迫って来た今の時期に、その辺りを目指す人はもっと詰め込んでやっているのでは??と思ったりします。(深夜アニメの録画を見たり、友達と放課後残って話していたり、気分転換と普通にしています^^;)

 塾へ行ってない事では、親としてはもちろん経済的に助かる面が大きいですし、自分なりに色々考えてやっているのは、すごいなと正直思っています。ただ相談する窓口的なものがない不安と言いますか、(学校の各教科の先生方は、塾頼りでない分より親身になって下さっている感はあります)客観的な判断をもらいたいなと思う面がありました。

 でも本人は、
「塾行ってたら、行くつもりもない和歌山や奈良の私立を余計に受験させられるように洗脳されてる(笑)そんな無駄な事無理〜」と言ってます。

 <略>
 ちなみに11月の実力テストでは、国93 数91 英97 社89 理100 合計470でした。理科が特別できるとか社会が苦手という訳ではなく、その時々なタイプです。どちらかと言うと国・社・英の偏差値の方が少しだけ高めです。

 あと、11月に駿台模試も1人受けに行きました。
「手も足も出ない!って経験しときたいから、受けてみる」と言い出し、帰って来ては、「隣の子達の志望校盗み見したら、灘、灘、灘、やったで。第4志望が北野やって〜。人間観察がすごい面白かったから行って良かった!」
と申しておりました(笑)

 テスト自体はすごく難しかったけど、出来なくてもその場では気にしない!と決めて臨んだので、思ったよりは健闘したかな??らしいです。

 飄々としていて、小さい時から情緒の乱れの本当にない子で、親としては楽なのですが、やはり受験となると気になるものですね。

 この春頃まで漠然と、岸和田へ行くのかな?と思っていました。
 でも夏に、
「行ったら行ったで楽しめると思うけど、ここに入る為に勉強頑張ろう!と思える程の所ではないかな。きっと心のどこかで、三国受けてたらいけたんちゃうかな? 天王寺受けてみたら良かったんちゃうかな?って思うと思う、とりあえず天王寺目指すわ」
 と言い出しての現状です。私たち両親の本音は、女の子だし三国丘でもう充分です・・・と思っています。

 <筆者注:この女生徒は、英検準2級を持っています。また読書感想文で大阪府で特撰に選ばれ、全国コンクールへ出す表彰されました。>

 最終的には本人が決めることだと思いますので、任せるしかないでしょうが、どちらにしても足元掬われる事のないよう、あと3ヶ月見守りたいと思います。頂いた妹尾先生の問題集やり切って、他より少し苦手なのでは?と思う数学の点数を上乗せできればいいなと思います。
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 さらに、ちょっと変わった点というか、ほんとにしっかりしているお子様だなと感じるメール内容が次にもあるのですが、転載しすぎる感もありこのへんにしておきます。

 そして結果。
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 今年のC問題の数学は昨年と比べて随分易しく、漢文は元々好きなので苦にはならず、英語以外は(英語は難しかった!と言ってました)不安なく終えたという感想でしたので、まあ大丈夫なんじゃないかな?と発表を迎えることが出来ました。
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 高校受験の為の進学塾は必要なかったんやな〜という感想を述べられておられました。ほんとにそうであります。つくづく感心させられました。

 もちろん、このような生徒はごく稀でしょう。またこれをお読みいただいて、いろんな受け取り方があるかとも想像します。しかし、部分部分に焦点を当てて考えれば、実に生きた情報がいっぱい混じっているように思いますので、今後にすこしでもご参考になる点を見い出してもらえばさいわいです。