E-juku1st.Comの中学数・英問題集 中学生の学習のしかた  
        中学生の学習のしかた E-juku1st.Comの中学数・英問題集

中学オリジナル各問題集 ご利用者の声 問題集の価格 中学生の学習のしか お問い合わせ ご注文

 HOME 中1数・英(通年用)問題集 中1数・英REVIEWセット問題集 算数の図形教室<B>


  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
 中1学習についてnew <予備知識として>

 中1学習を進めていく上で、注意しておくべきこと、あるいは予備知識とし
て持っておきたいことを下に箇条書きに羅列してみました。ただし、いまの公
立中学の枠内に限定し想定して。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.1学期の学習スピードはとてもゆっくりしたものである。
 
2.中学になると、新たな内容をまっさらな状態で学習していくということでは
 ない。

3.英語も数学も2学期or後期の学習が大事である。

4.国語力は教科書のなかに在るのではない。

5.実力の正体がはっきり見えてくるのは、2学期の後半からである。

6.理科と社会もできてこそ、数・英の成績のよさが多少とも誇れるのである。

7.数学のほんとうの力は、中1の教科書、学校の授業及び塾の授業で形成され
 はしない。

8.復習の大切さ、繰り返し学習の必要性、そして暗記の大切さなど、こういう
 ことが実感としてわかり、ほんとうに身につけて勉強してゆく姿勢と習慣は、
 なんとしても、中1の1・2学期のあいだに形成しておくべきである。
 
9.成績表など――。ある程度参考にまたは信用はしても、決して信頼はするな、
 ってとこでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 以下すこし、補足説明を。ただあくまで概略で、詳しくはこれまでのメルマ
ガ(&HP上)でひとつひとつについてかなり述べていますので、より深い内容
はそれらを参照していただくとして。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.1学期の学習スピードはとてもゆっくりしたものである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 1学期(または前期)の学習スピードは、特に英語と数学に関してだが、と
てもゆっくりしたものである。このゆっくりムードで勉強して、理解も容易に
でき、テストでもいい点数がとれる(とれるように1学期または前期は作って
あるのがふつう)と、ああこんなものかと楽に考えてしまう生徒が多く見受け
られる。

 なら、なんで2学期・3学期(後期)に進むにつれて、テストの平均点が、た
とえば英語で中1の場合、88点(1学期)→72点(2学期)→60点(3学期)と、
例外なく決まったように下がってしまうのか? その主原因はいままでに詳し
く述べているのでここでは膨らませないが、付随する原因のひとつとして、こ
のゆっくりムードのあまりにもとろい学習速度に伴うデメリットの部分の陥穽
にはまることもあるのではないかと思っている。

 ゆっくりならゆっくりでいい。その代わり、自己の学習スタイルをその間に
確立せよ、である。中2や中3になって勉強のしかたがわかりませんと言うこと
がまずないよう、真剣に試行錯誤して見つけよ、である。数・英ばかりに気と
時間をとらわれず、理科や社会、国語の勉強にもしっかり時間を振り向け、そ
の学習スタイルを確立せよ。

 すでに苦手な科目があるのなら、それはたいてい小学校から引きずってきて
いるわけだけど、それを補い埋めることにこの余った(?)時間を使え。下の
7でも指摘しているけれど、一応基礎の学力がある生徒は、もっと図形の勉強
をせよ。どんどん先の勉強を進めるのもいいけれど、それは習ったことがほぼ
完全に身についている生徒にむく勉強法で、しっかり自分の力をみつめれば、
やるべき事はいっぱいあるんだよ。そう、言いたい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
2.中学になると、新たな内容をまっさらな状態で学習していくということでは
 ない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 英語も数学も国語も社会も理科も小学校で学んで吸収したであろう知識と学
力の基盤の上に、中学での学習が成り立つ。

 どこでどう仕入れたか、直接その著書の言葉に触れたものではないので定か
でないことを書くのは気に染まないが、おそらく養老猛氏の言葉(?)と推う
のだけど、なるほどと感じた次のような文句がある。

1.~自分の頭の中にすでに「わかるものだけのもの」があるときに初めて、理
解が成立するのです。~

2.また、出処はまったく違うものとして、
 ~読みながら自身がすでにもっている知識と、新しく得た情報とを組み合わ
せて知識を再構築している。~

 この2つの「理解」と「知識」の指摘は、そのまま中学の勉強をしていくこ
とにも当て嵌まる。

 下の8でも言及しているが、たとえば数学の正負の数。
 5+2×4=5+8=13 これは小学時で学んでおく学力である。
 それが数学になると、
 5-2×4=5-8=-3 

 頭のなかに小学時の四則計算のルールがきちんとあれば、新しい情報である
負の世界の意味を理解し、それを組み合わせた計算ルールも知識として再構築
できる。しかし、5+2×4=28になる生徒は、5-2×4=12になり、なかなか理
解が捗らないし、知識を再構築するのも覚束ないことが多い。ひとつ知ってい
てほしいのは、誤った知識から正しい知識へ一気に直せるものではない、とい
うこと。誤った知識をいったん消し去るまでに時間と苦労を要するのだ。それ
でゼロの位置である。ゼロから新たに正しい知識へ再構築する。つまり、二段
階の理解と勉強が要る。

 こうした学力の生徒は公立中学の場合、半数近くまちがいなくいる。塾に通
っているから大丈夫というものでもないのが、現実の怖いところである。じゅ
うぶん注意されたい。これは数学に関してほんの少し触れたにすぎない。他の
科目にもいっぱい問題点がある。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
3.英語も数学も2学期(または後期)の学習が大事である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 書いているとおりで、なんら説明は要らないであろう。その理由の半分は、
下の5で述べている。あとの半分は、2学期(後期)なって肌で感じればいいの
かもしれない。とにかく大事である。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
4.国語力は教科書のなかに在るのではない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 国語力を構成するなかで最も基本となるのが読解力だと思うが、これを培い、
育てるのは、なにより自分自身である。それにほんのすこし道筋と光を与えて
くれるのが、教科書とその授業であろう。この授業が上手い先生もいれば、下
手な先生も当然いる。もし上手い先生に出遭えれば、それは僥倖というもので、
そのようなことを期待する前に、まず自分自身で自分を鍛えるべきであろう。
その場は、読書である。教科書の厚さの数十倍は、1年で読みなさい。読むこ
とを学びなさい。さてしかし、できるか・・・。昔の日本人はかなり多く、こ
れをしてきたのだが。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
5.実力の正体がはっきり見えてくるのは、2学期の後半(後期)からである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 これは、英語と数学である。1学期(または前期)の成績は、ほぼみんない
いのである。そういうふうにできているし、評価もとても甘い。それはそれで
すべての生徒のモチベーションを高める意味でとても大事だし、大いに結構な
ことである。ただ2学期になってあるいは3学期(後期)になって、成績が下が
ってきたと判断するのは、ちょっとおかしいのである。

 プラスマイナス0の位置にいた者が、たとえば1学期(前期)はプラス20の位
置にいきなり(?)上がった状態(作為的に上げてもらった状態?)で、それ
が自分の力の位置0に戻ったにすぎない。といえば、あまりに冷たい、厳しい
言い方になるだろうか。たぶんに顰蹙を買う表現だと重々承知しているが、そ
うはなってほしくはないからあえて書いているのである。

 1学期の成績や評価に甘んじていてはいけない。なにもしなければ、いや、1
学期と同じ感覚と気持で、さして努力もせず勉強に取り組んでいれば、2学期
(後期)以降成績が下がるのは当然の帰結である。この生徒本人側の問題点と
伹に、習って学習してきた知識が、2学期半ば頃にはようやく増えだすのであ
り、かつ正しく蓄積されてこなければならないのであるけれど、それらをつね
に整理整頓、正確な理解と暗記の積み重ねが適正に行われていない学習方法で
は、その歪と欠陥がこの頃に露呈することになる。じゅうぶん注意してもらい
たい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.理科と社会もできてこそ、数・英の成績のよさが多少とも誇れるのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 よくいます、数・英の成績はじゅうぶんにいいけれど(といっても、せいぜ
い2割前後か)、理科と社会となるとテンで力のない生徒が。さらに定期テス
トでは90点以上取れているけれど、実力テストになると興醒めするような点数
を取ってしまう生徒が。

 特に後者の場合、見かけの力か本物の力か、その見極めが大事なんだけど、
残念ながら半数以上は見かけの力である。理科と社会が本物の力であるよう、
時間も手間もかけ勉強したい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
7.数学のほんとうの力は、中1の教科書、学校の授業及び塾の授業で形成され
 はしない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 中1数学の単元、「正負の数」「文字式」「方程式」「関数と比例」「平面、
空間図形」の5つ。これから何がわかるかといえば、1年の3学期になってやっ
と、ほんとにやっと図形の学習があるということ。

 計算や文章題ができるようになっておくのは当然とここではしておくが、そ
れが数学のほんとうの力ではない。数学を支える、まず基礎的な土台の力であ
る。ほんとうの力は、その上にある。

 中学数学に限定するが、その最大のものは図形力である。なにより証拠、入
試数学の半分は図形問題である。1年のうち3学期(後期)の、それも実質2ヶ
月やそこら、その内容も昔なら小学校で学んだことが半分も占める図形学習を
して、逆にいえば残り10ヶ月も図形の頭を使ったり練ることもせず、いったい
どうして数学のほんとうの力を形成していくことができるのだろうか?! お
粗末過ぎる。中1の教科書も学校の授業も塾の授業も。図形の勉強、1年を通し
て、少しずつでもやっていくのが、図形能力を高める、真剣で確かな方法だと
思うが、さてどうか。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
8.復習の大切さ、繰り返し学習の必要性、そして暗記の大切さなど、こういう
 ことが実感としてわかり、ほんとうに身につけて勉強してゆく姿勢と習慣は、
 なんとしても、中1の1・2学期のあいだに形成されるべきである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 習ったことは忘れない勉強をせよ。

 ケアレスミスはどうしたら無くせるかだって? バカな質問をするな。ケア
レスミスを「最小限に食い止める」勉強を、ふだんのなかで見つけろ、である。
ケアレスミスもしっかり観察すると、いろんなタイプがあるのだけど、あきら
かに演習不足、理解不足から起こるものがほとんどである。そんなものは、テ
ストでケアレスミスをしたという代物ではなく、はなはだ甘ったれた自己の力
の認識不足に過ぎない。ふだんの勉強、それも豊富な演習のなかで直し、努め
て埋めていくものであろう。

 たとえば数学。正負の数。累乗の計算ミス。

 (-2)^3=(-2)×(-2)×(-2)=-8<^:ここでは累乗の意味>
 なんでこれが、-6とかになるミスを起こすんだ? なんで-2×3=-6とな
ってしまうんだ? こんなものを、うっかりミスとはいわない。ただできない
力にすぎない。

 累乗の意味を説明して理解できたから、累乗の意味を納得したから、計算が
できるようになると必ずしもいえないのが、生徒の現実である。習ったら、今
度は自分の頭で復習せよ。頭の理解に止まらず、繰り返し演習して、身体のな
かに染み込ませよ。そしてこんなよく出てくる計算は、(-2)×(-2)×(-2)
なんて、最初だけのちんたらした途中式は書かず、瞬時に頭に浮かぶよう暗記
しておけよ、である。

 一方、「5+2×4」という計算では、「途中式」を必ず書いて計算を進める
のが基本中の基本であろう。5+2×4=5+8=13 なんで「5+2×4=28」と、
間違える生徒が続出するのか?! 「途中式」は必ず書いて計算を進めていく
場合と、省いてよい場合と、その違いは何か、またその区別を厳密に教えてい
くべきだし(実際はあまり教えていないね、教えたとしても中途半端だね)、
生徒はきちんと守ることが求められる(つまり、守らない生徒があまりにも多
い)。

 なお余談ながら、「累乗」とはどう意味か? ‘乗’は、‘乗’法の掛け算
であることはわかるとして、‘累’は、累(かさ)ねると訓む。すなわち、掛
け算を累(かさ)ねる、という意味で、(-2)^3は、(-2)を3回重ねて掛け算
する、ということになる。こうした説明はすべての生徒の頭に残るわけではな
いが、一部の生徒には記憶にくさびを打つことができる、ともいえる。プラス
αの雑知識もできれば取り入れたい。

 何度も何度も書いているが、「わかること」と「できること」とは違うって
ことを、中1生なら早目に、よくよく自覚できるようになること。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
9.成績表など――。信用はしても信頼はするな、ってとこでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 これは余計なことかもしれない。またこちらの真意も伝わりにくい内容であ
る。ただ、中1の学校の成績、また塾などの学力評価の偏差値に一応の目安や
判断の基準を置くのはもっともなことだ思うけれど、それは信用程度であって、
信頼までは置くのは如何なものかと思う。いままでの実力はさておいて、これ
からつけていく実力に期待を寄せるにしても、つねにしっかりした足元をよく
みておきたいものである。その観察の眼は、上の1から8にあります。