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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
 英語の復習について<新中2生&新中3生>

 知り合いの子供。現時点中1生ながら、この4月で新中2生になる生徒。その
親と家族4人は中国の深センに住んでいて、コロナからやっと解放され、中国
の春節の代わりとして2週間ほどの休みをもらい、1年半ぶりで帰国した。

 勉強はあまり好きではないらしい。小学6年の時、その子の模試の成績を見
せてもらったが、英語がなんと偏差値40にも充たないのには大いに愕いた。こ
りゃあダメだわ・・・・。

 そこで今回また学力相談を受け見せてもらった模試の結果。もうはっきりと
は覚えてないが、数学は60すこし、国語もそれくらい。理科と社会は50の半ば
くらいだったか。そしてうーん・・・、と額に皺を寄せたくなる英語、これは
はっきり憶えている。偏差値51であった。ふーん、いいではないか・・・。と
、前の記憶もありつい思いたくなる成績だ。

 相変わらず勉強は好きではなく、また得意な科目をもなく、英語は苦手だと
いう。それを何とかしてほしいという親の要望。ほかの科目もなんやかんや問
題がありそうだが、とにかく時間がないので英語だけその実力の中身を軽くチ
ェックしてみた。

 thoseが代名詞転換できない。they 名詞も複数形になっていない。
 英文の主語をまともに押さえていないで適当な和訳をする。これらはすべて
中1英語の基礎。それも1学期や2学期のあいだにきっちりわかってできていな
ければならない。
 
 まだまだほかにも間違い例やわかっていない文法があるのだが、気持ちがな
んだか萎えて書く気がしない。これが偏差値51?! 英語の平均的な成績の中
身とその正体ですか? いや、わかっているんですけど、あえてまたここで書
いておきます。

 英語の偏差値、ここでは「平均」の「50」で考えますが、数学のそれとは中
身の知識やその実力の正体が違うんですね。簡単に書けば(細かくとまた違う
のですがここで目をつむり)、数学は、基礎がわかっていないと平均はとれな
いと思うのですが、英語は、基礎がたとえわかっていないとしても平均はとれ
る。これはかなり誤解をうむ表現でありますが・・・。

 英語は、見る目をちゃんとしていないと評価が危なっかしい科目といえます。
数学には基礎と応用があるのはよくご存じのことかと思いますが、英語にはさ
て、基礎と応用があるのでしょうか? 

 もちろん、あります。しかし、基礎はあくまで基礎、応用には、応用の基礎
レベルと中・上レベルの応用があるもので、数学はこの見方でほぼ当て嵌りま
すが英語の場合は、入試レベルにならなければほとんど応用にはぶつからない、
つまり、習うのは3年間、あくまで基礎、その知識の習得と集積が、学習の正
体です。

 その基礎が満足に入っていなくても、英語の偏差値50にはじゅうぶん届くと
いうことです。これはあぶないことではありませんか? わたしはそう思いま
す。

 偏差値の比率でいえば、偏差値は50はもちろん半分の位置になります。偏差
値60の場合、上位約16%、偏差値65になると上位約6.7%になります。

 前にも書いているのですが、わたしの中1・中2・中3通年用英語問題集をす
れば少なくとも65以上には到達します。力のある生徒なら70を超えます。では、
上位約6.7%の「偏差値65の実力の正体」は何かというと、まだ「基礎」なの
です。

 基礎の積み重ねがちゃんとしているだけです。このちゃんと基礎と基本の知
識を吸収し、積み重ねていくことが、英語学習の大きなポイントといえるでし
ょう。そのためにはどういう問題演習量と構成、また目には見えない付加価値
のノウハウが必要か、それらをみっちり問題集になかに埋め込んであります。
 
 宣伝はこれくらいにして話を戻しますが、偏差値50の正体は、もうお解かり
と思いますが、基礎が足りていないのです。中1の基礎が足りていないのにさ
らに中2の学習を進めて、その基礎が入ると思いますか? あるいは成績が伸
びると思いますが?

 たとえば、中1で英語の基礎を100習ったとします。習った当初はたとえ理解
はでき暗記もできテストでできたとしても、100の基礎を習ったのならば、1年
過ぎたあとの集積、できることなら90くらいは忘れず抜けず「溜まる」ように
なっていたい。

 偏差値65あたりの生徒でもこの90くらいなもので、60の生徒で75くらい。実
は25も抜けており実力が足りません。この辺にいる生徒はこのことをよく自覚
してもらいたい。

 平均の生徒、偏差値50になると、まさにその50で、残り半分の50は、初めか
らそもそも基礎が入っていないものがあったり、わかっていたものが時間とと
もにキレイに忘れてしまったり、あるいは不注意なミスをする実力しか身につ
けてこなかったり、とまあ、こんな知識の中身と実力の溜まりが実態といえる
でしょうか。

 横に並んでいくような理科や社会の基礎と違って、英語の基礎は、中1の基
礎がしっかり土台にあって中2の英語の基礎が習得でき、また中2までの基礎が
あって中3英語の基礎も成り立っていくのですね。

 中1の基礎が弱い生徒、偏差値50なんて生徒は平均なんて感覚を持っている
と生ぬるく、はっきりこの弱い生徒に属すと考えるべきだと思いますが、中1
の復習と知識の穴埋めをしておかないと、中2でも同じように半分くらいしか
知識を身につけておくことしかできないのではないでしょうか。中2から中3を
迎える生徒は、もっと事態は容易ではないでしょう。

 わたしからすれば、偏差値60くらいの英語がやや得意と思っている生徒でも
習った100の基礎のうちまだ25も取りこぼしているんですから、まずしっかり
復習をしてその25を拾う勉強をすべきだと思いますよ。この時期の実力アップ
のもとは、何も先の勉強をしていくなかにはなく、いままで勉強したなかにこ
そ、そのもとがあるんですから。

 初めに書いた生徒(目下「<新版>中1英語REVIEW」を猛烈に毎日勉強、や
り直し中)もどこのか知りませんが、英語はオンライン学習をしているとのこ
と。また一般に、塾で勉強している生徒もかなりの割合でしょう。もちろんど
ちらの場合も先生たちは上手く丁寧に説明と講義をしていますね。その現象は
いいとして、問題は生徒ひとり一人の勉強した中身。知識定着までの勉強の姿
と量、そしていったいどの程度ほんとうに身についたかその実力の様相をでき
る限り自分の目で見て確認してほしいと思います。


 過去生徒のお母様からいただいたメールの一部を下に。
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<新中2になる前のご父母のかたから>
・実力をつけるとはどういうこと? 学校の定期テストの点数からして、こん
 な筈はないと思っていたけど、なぜE-juku1stの英語実力問題では、当人は
 いつも50点前後しか取れないの?

・1年の成績は英語以外は5、その英語は4。定期テストや実力テストでも90点
 前後は取っているのですが、メルマガ(注:E-juku1stの英語実力HP掲載問
 題)をやってみてがっかり。60点も取れません。こんなにも実力がないとは
 ・・・ どうか教えて下さい、勉強の仕方を。またいい問題集があれば、そ
 の情報も。

・メルマガ(注:E-juku1st英語実力HP掲載問題)をやってみてしばしば感じ
 たのだけど、学校の英語の授業では何をやってるのかしら? 授業をしっか
 り押さえていれば、そこそこには身に付くと思っていたけど、ひどい点数を
 見て当人も親もがっかり。一体どうすればいいのですか。
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<新中3になる前のご父母のかたから>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 子供は今まで学校のテストでは90点前後、実力テストでも80点以下を取った
 ことはありません。他の教科も同様です。しかし、実力をつける中3英語で
 は、いつも60点から70点の間をうろうろしています。勉強に役立っていそう
 ですが、もう少し根本的に英語の文法をやり直させたいと考えております。
 それにそった問題集を探してもありません。そこでお願いですが、中1と
 中2の基礎といいますか実力も鍛える問題集を是非、出してください。
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 ★新中2を迎えるこの春に、英語の復習をぜひやってみてください。
・「<新版>中1英語REVIEW」(定価11,000円)
 〜1日5枚くらいやるスピード感で。遅くとも4月末までにし終える。〜

 ★新中3を迎えるこの春に、英語の復習をぜひやってみてください。
・「<新版>中学英語/1・2年の復習&実力アップ問題集」(定価14,500円)
 〜たとえ春休みが過ぎても、4月いっぱいまでに完了すればいいかと。

 とくに新中3生になるご父母の方には、以下の内容を続けてお読みください。

===================================
 助動詞must があります。意味は「〜しなければならない」、これは殆どの
生徒が知っている。中2で習いました。では、もう一つの意味は?と訊くと、
すぐに答えれる生徒は20%にも満たない。

「〜に違いない」(推量)です。これは実際あまり訳としては出てこないのだけ
ど、それだけにプラスαの実力として、視ることはできる。どういう場合にそ
の訳し方になるかというと、単純にmust be の形の場合が多いわけで、例えば、
Hemust be a pilot. の訳は、「彼はパイロットであらねばならない」ではお
かしいわけで、「彼はパイロット(である)に違いない」がその訳。でも、その
おかしい訳をして当然としている生徒も案外いますから、困りますが。

 またmust は、have(has) to に言い換えが出来ますね。習った当初は誰でも
できる(といっても、8割ぐらいでしょうが)。ところが、中3になると覚えて
いる生徒は、公立中学生の場合2人に1人ぐらいではないでしょうか? あまり
にも基本過ぎますね。では、must という助動詞には過去形がないので、過去
形にしろという問題では、haveto の言い換えを用い、had to にする。これを
知っているというか、乃至覚えている生徒は、3分の1以下になります。

 同様に、He must finish his homework bytomorrow.(彼は明日までに宿題を
終えねばなりません)を、will を入れた未来形にせよ、では、He とmust の間
にwill を入れるので、He will have to finish hishomework by tomorrow.に
なります。即ち、willhave to 〜を覚えていればよい。けれど、これも一応基
本の応用だけど、出来る生徒は少ない。どれくらいかって? それ以前に
by tomorrowのby の訳も知らない生徒もいますし、まあ2割ぐらいでしょう。
 
 では次に実力テストでよく出る問題。must の否定must not は、「〜しては
いけない」(強い禁止)ですね。一方、must に相当する語句have to の否定の、
don't haveto は「〜する必要はない」で、まったく意味が異なります。この
ことを時間が経ち、しっかり理解もしくは暗記してる生徒は、10人に1人ぐら
いになってしまうでしょうか? このあたりからやや応用っぽくなりますね。

 Don't swim in this river.=You (must)(not)swim in this river.
 これは実力テストの基本的定番必出問題。誰でもできる(といっても6割強
の生徒でしょうが)、 覚えていて当たり前の問題。

 では、――
 Must I do the work at once ? →No, you(  )(  )(  ).に適語を入れよ、
という問題になると、急に答えられない生徒が増える。

 さらに次の問題になると(私立入試で出ますね)
 You don't have to go there by yourself.
=You (  )(  ) go there by yourself.
 まったくわからず空白のままか、せいぜい書いても( )に、must not と平
気で埋める生徒が目立つ。下のほうの問題で正答を出す生徒は5%ぐらいでし
ょう?! <答えは、need not です>

 以上がmustひとつに焦点を当てた、それに関わる文法の中学生として基本的
に押さえておかねばならない事項ですが、入試長文の中で出てきた場合の訳、
また英作となると、さらに生徒の問題点は拡がるのが現実です。その土台にな
るところの基礎知識でぼこぼこ穴をあけてるのが生徒の姿、また実力といえます。