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 こんにちは、問題集頑張っています!中三になりました。春休みから予習、復習、受験用勉強と、アップアップしながらも毎日過ごして居ります。公立中、生徒数140人程度、県のトップ校には10人は受からない程度の学校です。実力テストとなると10位以内、5教科220点(250点満点)位まで、点数がストーンと落ちます。定期テストや内申だけが良くても、ここに来て危機感を覚えています。今から県内の順位とか、出てくるでしょうが、知るのが怖いです・・<M様>


そうですか。この春休みも復習に予習によく頑張り、そして現在、中3生になるんですね。

詳しくはわかりかねますが、定期テストでは240点(250点満点)くらいいか乃至それ以上とられているものと推測いたますが、この中3もいままでのように、どうぞ学校のほうのテストを大切にして勉強していってほしいと思っております。

内申のほうはまずまず心配ないものの、問題は実力テストのほうなんですね。5教科220点(250点満点)くらいまでになってしまって、順位も学年10位以内に下がってしまうとのこと。

5教科の点数が具体的に書かれていませんので、なんとも正確には判断できないところでありますが、そしてテストでできなかったところの状態がいまひとつ掴めませんが、ただ一般的にいって、この時期の実力テストの内容というものは、それほど応用的な問題はまだあまり出ていなく、これまで学習してきた基礎と基本の知識の確認問題が主流となりますから、ケアレスミスも含め、お子様の場合もおそらく基礎と基本の部分でまだ弱いところ、また一部忘れているところがあるのではないでしょうか? 

それを埋めていく勉強をやれば、まだまだ実力テストのほうは盛り返せるといいますか、順位ももっと上げていくことが可能かと存じます。

いや、数英なんかは実力テスト対策問題集を使って勉強してきたとお考えかもしれませんが、もう一度そのやった内容をチェックしてもいいいかもしれません。つまり、できなかった問題やまだ知らなかった知識、忘れていた内容やミスした問題などに対する詰めの勉強、そのノート直しで、ほんとうに完全に身に着つくまで勉強できていたかどうか、であります。

理科や社会の暗記にかける勉強も含め、このへんの日常の勉強のしかたというものは、お子様がというものではなく誰でもそうなんですが、生徒は驚くほどまだ甘いところがあります。そしてそれを直していくというか、不備なところを埋めていくには、まだまだくり返しの勉強が必要なんですね。応用ではなく、基礎と基本のところでも、このしつこいくり返しが大事であります。

実力というものは、一気に形成されるものではなく、一度目では80%、二度目で90%、三度目で95,6%と上がっていくといいますか、できて当たり前の知識が溜まっていくものですから、そしてこの力は定期テストの点数とはまた異なるものですから、どうぞこのへんの視点をまた参考にしてもらえばと考えている次第です。現に実力テストばかりでなく、入試で高得点をとった生徒の勉強のしかたが書かれているメールをときおりいただくのですが、わたしもそこまでしなくともいいのにと思うほどくり返しの勉強をしている生徒がいます。

まだまだ中3になってこの時期、時間はじゅうぶんあります。なんら焦ることなくじっくり、これまで習ってきた基本の学力の充実(これは学校レベルというのでなく、あくまで入試からみたもうすこし高いレベルでの基本の学力ですが)にも、時間をすこし割いてもいいのではないでしょうか?・・・。


さて、下記のご質問につきまして。
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とも言ってられないので、頑張らせたいのですが、一つ質問です。中三実力テス
トの数学をやっと終わらせつつ有ります。次に図形に行くのは無理な気がするの
で証明か公立入試のどちらかから取り掛かりたいのですが、お勧めを教えてくだ
さい。
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中3数学実力テスト問題集をほぼ完了まじかということは、中3数学の内容は基本的に学習が済んだということで、ご理解していいでしょうか。

もしその場合、お母様のお考えとは違うので恐れ入りますが、次のように考えています。

まず、問題集の編集のしかたとその意図からいいますと、「公立入試数学の攻略」はお勧めいたしません。というのは、この問題集は入試間際(1か月前くらい?)になって最後の演習として使ってもらうように作ってありまして、いまからのご使用はあまり向かないように判断しております。

わたしがお勧めしたいのは、むしろ「次に図形に行くのは無理な気がする」とお書きの「<新版>入試図形問題の攻略」であり、あるいは「THE証明」になります。

「<新版>入試図形問題の攻略」は、夏休み明けくらいからスタートするのが一般的ですが、それは中3数学の内容が一応済んだということでとりかかれるというもので、既にひと通り済んでいる場合はいつからでも始められるように作ってあります。

そして基礎と基本の知識の確認から徐々に応用問題となっていますので、たしかにそう簡単ではありませんが、しかしとても大事な図形の勉強とその攻略に必要なノウハウ吸収の勉強をじっくりやってけることでしょう。これを秋以降に二度目の勉強をすれば、さらに実力強化が望めるように思います。

ただ、現在のお子様の数学の偏差値が、どの程度あるのかわかりません。もし65以上あるのなら上記の問題集をお勧めいたしますが、現時点そこまで達していないのなら、「THE証明」の問題集を先にやって、その中でも中2の「合同」を勉強して、中2までの数学の力(当然図形関係の力になりますが)を磨いていくのもいいことではないかと愚考している次第であります.。