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 現在中2ですが、.数学のテストの受け方がまずく、どうすればいいですか?<Y様>

「極めて単純な問題、ある関数が特定のいくつかの座標をとおるかか。代入すればすむものをいちいちグラフを書いて考えて、それがもとで時間ぎれ。他の問題は、時間さえあればできたのに・・・」

特にこれは、どちかというと女の子に多い現象です。素直というか、融通性が利かないというか、問題を順番に解いてゆこうとするのですね。数学は時間との勝負でもあるわけすから、ややこしい問題、時間がかかりそうな問題は後回しにしなければならない。パッと問題全体をみて、やる段取りを考える。

でも、実際それがどれなのかがわからない生徒も結構いるわけで、ひどいケースになると中3の入試間際になっても、これを実行できない子がいるわけで困ったもの、塾では何度もこのことは注意していますし、口酸っぱく指導しているのが実情です。

まだ定期テストではましなのですが、学力テスト、実力テストではさらに起こる可能性、ひいては入試まで繋がりますので、数学のテストの場合特に、できる問題から先にするという習慣を、しっかりつけられることを、また平常の勉強で、理解し考える、覚えこむという学習姿勢の中で、反復練習の折は、解くスピードを意識する訓練も必要だと考えます。

英語のほうですが、「問題量としては、毎日やるとすぐに、学校の文法事項をおいこしてしまうので、(自分で教えられればいいのですが、できそうにないので)、別に問題集を買い足してやっていくつもりです」について。

これは私からの提案といいますか、アドバイスなのですが、別の問題集を買い与えるよりは、勉強の方向性というか厚味を、学校の教科書においてはどうか、と思うんです。

文法的な実力はPt.を通して少しずつついてきているとは思うのですが、それを学校のテストに反映させる為には、いまの授業、学校の教科書に併せた勉強の時間をもう少し増やすということです。

具体的には教科書の本文の暗誦、単語、熟語の練習。また、問題集のほうでも、ミス、わかっていないところのノートへの間違い直し各5回など、繰り返しの再学習がまだ不足していると思われます。その面を考えると、今の倍近くの時間が必要ではないか、つまり、勉強のスピード(追いついたとして)は、一つの文法に対してもう少し緩やかにかつとことん追求する形になります。