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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§179 「入試英語・長文読解の攻略 by Toppo」問題集について 
<止まるを知りて、のちに定まるあり>

<注>この問題集は発展解消し、「英文解釈」とまとめ合わせて「公立入試英語の攻略 by Toppo」という問題集に統合、編集し直しました。

 「数学の応用問題についてVOL.2」を書く予定でしたが、前からコツコツ作成し続けていた問題集「入試英語・長文読解の攻略 by Toppo」がここに来てようやく完成しましたので、その内容やら説明などを急遽、今回挟む形をとらせていただくことになりました。まことに勝手ながら失礼致します。

 現在、E-juiku1st.Comの英語問題集は、中3に限定しますと、通年用の「中3英語問題集」がまずあります。これは中3学習の内容を中心として、中1や中2の文法知識も絶えず織り込みながら、新しいことを学ぶだけではなく常に前に習った大事な文法や構文を復習する問題内容、そして入試で問われる熟語や語彙などもふんだんに取り入れた形を取っており、さらに後半部分では、私立や公立入試にとって欠かすことが関連知識、前置詞・接続詞・発音/アクセント(いまはこの比重が減りましたが)・会話表現・英作文・入試頻出英語表現などを組み込んで、まさにオールインワンの問題集となっております。日々の地道な学習のなかで、豊富な演習の基に時間を要しますがじわじわと確実に実力をつける、柱となる問題集です。

 話しは少しずれますが、まあ昔からわたしは、1冊の問題集を何度もするのがとても嫌いな性質で(ところが生徒や他人には勧めたりはするのですが。矛盾していますね)、やり遂げれば、その問題集を見るのもいやなんですね。破って捨ててしまいたいくらいです。なぜなら、頭にすべて入っているからです。入っているものを、それもまったく同じものを、わざわざ繰り返すほどうんざ
りするものはない。刺激もなければ、未知なるもの(?)に出遭う悦びもまったくない。まあ、そんな理由からです。

 こんなことを恥ずかしげもなく書くと、多くの方に顰蹙を買いますので弁明しますと、事態はまったく逆で、かなり「しつこい」のです。この気象はどうやら母親譲りだと最近認識しましたが、ものごとを理解し、判断し、また納得して肚に収めるのに人より時間がかかるのです。またそれが、肚に斂めないと気がすまない性質だから、どうにも始末が悪い。

 勉強も同じで、一度で習ったことはすっとスマートに沁み込んで、深く理解と暗記が出来る頭なんて、毛頭持っていない。或るときは徹底して考え(つまり、しつこいだけ)、或るときは相当に反復訓練する。それでは足りないと、ノートに自分でわかったことをまとめる。それでもこいつは忘れるなあと思ったものは、そこらへんにある紙に乱雑に書いて、いやでも目に触れるところに貼っておく。いやでも目に留まるから、何回も繰り返すといやでも覚えてしまう。

 よって、そんなのろのろした、また頭でなく肚まで下ろした学習を積まないと覚えたことにならないと思っている学習を進めると、いくらなんでも要領やコツは会得できるものですが、それでも基本となる学習とそれを支えている気象は変わらない。

「体験的に染み込んでいる知識がベースにあり、・・・」という言葉がありますが、これは数学によく当て嵌まるわけだけど、テストでは結局のところ、体験的に染み込んでいる知識しか当てにできないわけで、基本の問題はいうに及ばず応用問題を解く際も、その応用を解いたときのコツやポイントだけなく、そのときの呼吸や鉛筆の走りなどが体験として如何に体内に染み込んでいるか、その差が大きくものを言うわけですね。

 また、中国の四書のひとつ『大学』のなかに、次の成句があります。
「止まるを知りて、のちに定まるあり」
 宮城谷昌光氏の解釈を拝借。「人は、止(とど)まるべきところを知れば、物がなぜそこにあり、事がどうして生じるのか、といった原理を会得できる。そうなって、はじめて人の主体性が定まるのである」

 これを勉強の狭い場に下ろしても、まったく当て嵌まる。それは、たとえば生徒の学習の演習場面。ミスをする。それを指摘したときに、立ち止まらない。直せば、すぐに次の問題に行く。まるで追われるようにせかせかと、次なる問題へ目は行っている。なぜ間違いをしたのか、その原因を立ち止まって考えようとはしない。その間がないのである。こういう生徒はいま、非常に多い。

「止まれっ! 次に行くな、考えろ」というが、そして出来得る限りその軽忽で粗い学習姿勢は直すけれど、ほんとうに自覚して納得していなければ、自宅学習や学校での学習などでは、またまた本人の性質は出てしまうものである。これは非常に注意したいものである。止まるを知れ、これは勉強のなかのひとつの要諦だと思う。

 英語の場合はややその性質が違うのですが、基本部分は同じです。ほんとうに体験になるまで、そして身体に沁み込むまで問題集を使えば、それは2度もする必要はまったくない、ともいえるのです。そういう作成者の意思と主張が入った問題集が、通年用の中3英語問題集です(中1も中2編も同様です)。

 さてしかし、それでも習ったことすべて万全かといえば、すべてと思いたいんだけど、やはりどこか抜け落ちている。わたしの場合で10%(力の、明らかな不足)。だから実力テストなるものは、何の対策もせずにぶっつけで90点。では、対策を自分なりにした場合はどうかというと、94,5点、いいときで97点ぐらいだったように思う。普段成績がよく90点以上取っている生徒でも、実力となると平気で80点かそこら、下手すると70点台になるを見れば、まあ、まだましなほうだったのだろう。

 現実の生徒を観れば、学習内容やテストレベルも違い、単純には比較できないのだが、その習った知識の総量では(実力テストの点数ではありません)、非常によく出来ている生徒でも10%〜20%ダウン、定期テストが80点少しくらいな生徒であれば、30%は消失していますね。平均的な生徒なら一般に、半分近くは喪っているでしょうか。

 基準を上げて言いますが、習った知識の総量で10%〜20%ダウンしている生徒にその実力のリカバリーと、また角度を変えた刺激のある勉強、新たな知識や入試に非常に密着した問題で実力を上げる問題集として、「中3英語実力テスト&入試対策問題集 」があります。(そうではなく、もっと中1と中2の基本から英語の勉強を鍛え直したい生徒には、中2英語REVIEW問題集が相応しい)

 そして完全に視点を入試に向けて、それも主に私立高校(偏差値70前後まで)への高い対応力を養成するために作ったのが、「トップ校合格への英文法 by Toppo」という問題集になります。

 入試対策問題集としてあとひとつ、どうしても欠かせないのが長文読解の手練の問題集であり、これは公立入試へあくまで照準を当てた問題内容とその対策になっており、今回、「入試英語・長文読解の攻略 by Toppo」という名で発売することになりました。中3生対象の英語問題集としては、とりあえず通年用の問題集とこれら3つ問題集で完結する形になります。

 ホームページ上ではその具体的内容や勉強のしかたなども少し明記しておりますが、以下その一部抜粋。

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★「入試英語・長文読解の攻略 by Toppo」
 公立入試英語の長文読解の攻略方法を、具体的にこの問題集を通じて徹底して吸収できるように、またその読解力を如何にしたら上げることができるか、そして自分のものにできるか、その学習方法を解答を通じて十二分に学べるように、工夫、編集した問題集です。
 全部でプリント54枚、問題内容を8つに別け、18回の学習コマで構成されています。
 形式上の大きな特徴として、問題プリントAとBとCの各1枚で1回分の学習内容となっていることです。問題を見やすくするためと、空白部分を設け、ここに入試に必要な大事な文法知識や細かなアドバイスが書けるようこの形を採用しているわけですが、AのプリントとBのプリントの一部が一つの長文問題、そしてその下にその英文の全訳和訳するスペースを設定、Cのプリントで、その長文から特に和訳で吸収すべき大事な文を英作で再度学習するように、また関連した内容の短い英文をもう一つ和訳する、といった構成に基本的になっています。