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 中学生の学習のしかた by Toppo
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§335 公立トップ校への体験談 VOL.4
<合格への道・続>

 今回も前回に引き続き、今春(2009年度)公立トップ高校に合格された生徒をお持ちの、或るお母の方からいただいたメールを、そのご許可のもとにご紹介させていただきます(どうも有難うございました)。

 これから志望する高校へ向けて、勉強にもいよいよ精を出そうと思っている中3生やそのご父母の方に、また、いまはまだ中1や中2だけれども、実力を基礎から鍛えて、できるだけ上位の高校を目指そうと考えている生徒やそのお母様たちに、以下の内容が、すこしでも役に立つ点があればさいわいです。

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 トッポ先生

 この春、娘は、茨城県立土浦第一高等学校に合格することができました。(筆者注:この高校はよくご存じの方も多いでしょうが、わたしのつねに書いてきた基準でいえば偏差値69。ネット上によく載せてある偏差値に基づけば、71に相当します。)

 兄が入学してから2年間一人も受験せず、また、受験する子はほとんどが男子で、女子でこの高校に入ったのは30年も前に医者の娘さんがいたというほどのレベルの中学校でした。本当にありがとうございました。

 ○○は、小学校六年でやっとクラスで7番になれたような普通よりやや?上の成績・・・でした。兄より物覚えが悪い子供でした。文字力・計算力テストでいつも青シール(80点以下)を貼られて、2回目以降『お母さんプリント』で間違えたところを、何度も書いて覚えて、何とか合格していた状況でした。

 また、小学校は別でしたが、幼稚園は一緒で中学校でも一緒になる□□がいました。 しかもその□□には、その小学校で「運動も勉強もできるエース」だというのです。一緒にテニスの活動もしていて運動神経の良さは分かっていましたが、テニスでも、勉強でも負けてしまうのは、ちょっと悔しいと思っていました。

 中学入学前の春休みに兄の通っていた塾の春期講習に2人は参加しましたが、クラス分けの試験があり、やはり□□は一番上のクラスで○○は次のクラスになってしまいました。その日の帰り、車の中で唇を震わせ涙を流し、声にならない泣き声をあげていました。

 ○○の気持ちをはっきりと受け取った私は、「あの涙を高校受験で流させてはいけない」と強く思いました。
 
 それから、兄の送迎等もあり、塾は行かずに、自宅で私がスケジュールを作ってがんばることにしました。幸い1年の学力診断は150人中8番と成績がよく、□□よりも良かったことが、がんばるエネルギー源になり、いい高校に行った兄もいたことで順調に二人三脚で頑張り、いつも一番か二番という好成績になってきました。

 しかし、中だるみなのか、2年の夏休みを過ぎたころ、学校の実力テストでだいぶ下がり、いじめや反抗期も少しあり、このまま素人の母親だけで兄と同じ土浦一高に入れるのかどうか心配になり、何かいい方法はないかと、トッポ先生のホームページにたどり着きました。

 何にひかれたか一言で表すとしたら、勉強の仕方に掲載されている子どもを率直に見る目と、経験に裏付けされたけた指導力にあふれる文面です。素晴らしい文面です。

 問題集の価格代は市販のものと比べて、桁が違うほど高いものでしたが、解説、スーパー公式など、手書きで書かれているため「トッポ先生、頑張って書いたんだねぇ。」と、娘も感心していました。その感心するという気持ちが、自分も頑張らなければという気持ちを駆り立ててくれて、次の単元、次の単元と、淡々とこなすことができました。

 もともと、物覚えがよくないので、終了した単元がすべて頭に入っているかというとすかすかだったと思いますが、自分から進んで学習する習慣ができたことが、最大の成果であり、結果もついてきたということです。

 成績が安定してきたころ、○○はよく「『トッポさん』やり始めてからだもんね・・・」と言っていました。自分でもわかるぐらい、目標を持って打ちこむ分岐点だったのです。
 
 本当に出会えてよかったと思っています。
 
 そして、自宅学習だけで高校受験に臨ませることに不安があったのですが、やり始めて変わっていく学習態度に不安が払しょくされていきました。しかし安全圏ではなかったので、実際には合格発表までは、多少不安はありました。

 入試直前には、「これだけやって合格できなければ仕方がない」というほど努力していたので、「落ちて元々。チャレンジャーだ」と割り切るようになりました。主人はふざけて「こんなに頑張っているのに落ちたら、そんな学校こっちから『行ってやんねぇよ』って言ってこい」などと○○に言っていました。
 
 トッポ先生の教材は、自宅学習する上で、受け身ではなく、自ら一歩一歩前進するのにふさわしい教材だということを、ぜひ、皆さんに知ってもらうべきだと思います。

 小学校の時は、私の手書きのプリントで、中学校ではトッポ先生の手書きのプリントで学習しました。「手書きのプリント」は、ぬくもりがあったり、書いてくれた人の苦労が感じられたりすることが、子供にとてもいいのかもしれません。
 
 多少高価な教材ですが、子供の進路を決めるのには安い教材だと思っています。さらに塾も行かなければとても安くおさえられます。新しい単元も、例題、演習がたくさんあるので、塾の先生に直接説明を受けなくても、体で覚えるようです。ある程度年間スケジュールを頭に入れて淡々とこなしていけば、おのずと結果がついてくるということです。

 たまに、高校の公式なども出てきていたため、兄の方からも「トッポ先生やっていれば大丈夫」などと励まされていたので、自信を持って家庭学習のみで高校受験に臨めました。ありがとうございました。

 テニスクラブ活動も、最後までやり遂げました。新人戦よりひとつランクが下がってしまいましたが県大会でベスト16でした。勉強も運動もよく頑張ったと思います。

 非常にまとまりのない文章ですが、トッポ先生のおかげで、子供の進路がいい方向にむいたこと、自宅学習がしっかりできたことにより、私も子供たちもかけがえのない共有の時間を得られましたこと、心から感謝しております。 本当にどうもありがとうございました。

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 上の文章にはないですが、このお母様は最後に書いておられました。「目標を持つこと、頑張ること、努力することができる子ども」であったことが、自慢です、と。

 ほんとにわたしも、そう思います。シンプルだけど、この3つの要素がほしいのです。またそれらがあれば、たとえ家庭学習だけでも、公立トップ高校でも自分が目指している高校でも行けるはずなんです。もちろんすべてが、というわけにはいきません。が、それは、通塾していても同じでしょう。

 目標を持つこと、大事です。頑張ること、はやる気などの気分に左右されてはいけません。バイオリズムがあるでしょうがつねに自分の気分を制御して、頑張ることをコツコツ続けることです。努力することができる、は、努力する、ではありません。みんな受験の時期に来れば、努力はするのですから。努力することができる、はもっと深い意味があるのを、子供の勉強している姿とその道のりから汲みとってほしいと思います。